04 septembre 2006

アフリカン・フェア Foire Afraicaine

経済産業省とジェトロが主導で推進している開発途上国「一村一品」
キャンペーンの一環として、アフリカン・フェアが9月4日(月)まで
の3日間、東京お台場で開催された。



僕は元M社の友人(セネガル、アルジェリア、インド等に駐在)を
誘って遠いお台場の展示場に行ってきた。

インパクトのない展示、相も変らぬ民芸品志向、これでは
アフリカは近くならない。毎年5月日比谷公園で行われる
外務省主催の「アフリカンフェスタ」が既にある。これは
民芸品が中心でも仕方がない。しかし、Jetroが主催なら
ビジネスを主目的としている筈で、民芸品の輸入だけでは
広がりがない。

ちょっと興味をひいたのが、殆ど場外でセールスしていた
住友化学のポリプロピレンの蚊帳と日本ベーシック(株)の
自転車に乗せた浄水装置だけであった。

浄水装置の労力に人力を使うのは災害時などの限定された
期間なら特に役立つアイデア商品であろう。一台65万円も
するからアフリカの家庭が備えるわけにはいかない。
しかし、応用が利きそうではないか。

マラカイト(孔雀石)の輸入のことでコンゴとザンビア
のスタンド、またアルジェリア高速道路(モロッコ国境
からチュニジア国境までの大プロジェクトで、C.ITOHが
今春受注)のことでアルジェリアのスタンドを訪ねた。
けれども、いずれの国の担当者からも必要な情報、
マラカイトの原産地での価格や産出量、また上記契約の
発行時期について情報を売ることができなかった。

アフリカを僕たちの貿易のパートナーとして正当に紹介
するには、日本政府やJetroの意識を相当に変えなければ
ならないと確信した次第である。

「一村一品」のキャンペーンなのだから、これでいいのだ
というならば、そのもともとの「一村一品」がローカルな
日本の村おこしの思想でしかないのであって、アフリカの
国々を軽んじているとしか云い様がない。

ルワンダのコーヒーは濃くて美味かった。アルジェリアの
赤ワインも良かった。クスクスは閉店間際ということも
手伝って大サーヴィスをしてくれた。

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