07 novembre 2010

11月6日 le samedi 6 novembre 2010 マングローヴ他 Mangrove, etc.

Le 6 novembre 2010, samedi
晴。15時ころから雷を伴ってにわか雨。直ぐに止んでしまった。

マリーズ・コンデ『Traversée de la Mangrove(マングローヴ渡り)』をコピーしさらに製本した。7500フラン(675円)。以前ソニー・ラブ・タンシの『L’État honteux』もコピーしたけれど、そのときは製本しなかった。悪くない出来である。

マングローブMangrove(海水湿地の林)を初めて小船で訪れたのはカリブ海のサント・ドミンゴだった。それからマルティニーク島やセネガルのカザマンス地方、ヴェネスエラ等々で見ている。海水が入ってくるような場所に林があるのは不思議は不思議なのだけれど、だから何処でも観光資源になっているのだが、入組んだ水路に迷い込む気がして不気味でもある

この小説、2番目の夫リチャードRichard Philcox(作家、翻訳家)に奉げられている。コンデ50代に入ってからの作品で、かなり哲学的なようだ。 最初の夫が、ギニアの俳優コンデなので、作家としてはこの名前を使っている。この夫はコナクリー(ギニア)で離婚するが、その後、アクラ(ガーナ)、サン・ルイ(セネガル)、パり(フランス)を転々として学校の先生をしている。最初の夫との子供4人の母親でもある。リチャードとはパリで再婚。彼が、マリーズの作品を英語に訳して米国でも知られるようになった。リチャードは白人。

豚肉のローストが売り切れだったので、自分で作ることにした。オーブンがないからフライパンで作る。上手く出来たらこれからは出来るだけ自分で作るか。
時間がかかる(1時間)ものの、上々の出来。なるほど、そんなに難しいことではないと分かった。随分昔、アルジェのアパルトマンで子牛のローストを作ったときには、オーブンがあった。ニンニクなどを埋め込み、塩コショウしてロリエを貼り付け、肉の形を整えて糸で巻いたのである。今回はもっと簡単に焼いただけ。ロリエの代わりにエストラゴンで香り付けをしたのみ。

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