02 décembre 2010

11月20日 le samedi 20 2010 ルサカへ(1) vers Lusaka (1)


Le 20 novembre 2010, samedi
晴。

昨夜はよく雨が降った。僕はベッドで熱にうなされていた。というと大袈裟か。時々目が覚めては体温を測っていた。37度を多少超えたところでとどまっていた。

マドンナは、預ける準備をしているのを不思議そうに眺めている。何かあるな、とは感じているのだろう。そのうち消えたと思ったら、隣家に入り込み、隣家の使用人小屋boyérieの悪ガキどもにレンガを投げられてキャンキャン逃げ回っていた。頭に怪我をしている。しかしこれは自業自得。腿の怪我も喧嘩をしたのではなく、この悪ガキに石を投げられての怪我かもしれない。しかし、悪ガキとはいえ、いつかマドンナが復習して噛付いた場合、出血多量などということもありうる。並外れて強いマドンナの顎の力である。悪ガキの女親らしきおばさんに注意したが返事もしない。塵(ゴミ)だらけの汚い庭である。だからマドンナが面白がる。困ったマドンナ君だ。

9時半過ぎにキプシの自宅を出発した。マドンナの家は荷台に近所の少年たちに手伝ってもらって載せた。その作業中に見物人が押し寄せた。明日来るかも知れないドリ君への伝言を頼むと、ドリ君はリカシに働きに行ったのだという。身内の不幸のために行ったのじゃないのか。どうも嘘の多い男のようである。

カスンバレサ街道(有料、2200フラン=220円)を疾走。国境にに13時45分に到着。既に連絡済みのNgongo君に通関等国境手続きを依頼した。礼金含め270ドル。15時10分に国境通過。超スピードで国境手続きを終えたというのに、ザンビア側に入った途端渋滞。つまらないトラックの運転手同士の意地の張り合いから車が流れないようだ。待つこと20分、漸くジェムを抜けた。

17時30分にはKitweの先、カッパベルト州の州都Ndolaに着いた。ここで泊まることとし、宿を探した。通りがかりの若者にいいロッジはないかときくと、Zanji Lodgeを教えてくれた。部屋を一応見てからこのLodgeに決めた。他を探すのが億劫だった。シャワーではなくバスタブだったが、お湯と水の出がわるくちょろちょろ。隣室のTVの音も良く聞こえた。しかし、極め付きはレストランの食事が悪かったことだ。スープは糊、チョプスイのソバはスパゲティで代用。こんな馬鹿なものを作って、コックは恥ずかしがるどころか、誇らしげに「俺はなんでもこなせる料理人だ」とは。呆れて文句も言えずに部屋に引揚げた。部屋でネットが通じない。パスワードを入れても作動しない。また、蚊帳があるのだがベッドとサイズがあわない。この蚊帳でよろこんだのはチーコちゃんだけだ。蚊帳にじゃれついて遊んでいた。こちらはTVをつけっぱなしで寝込んでしまった。
ガーデンのバーで久しぶりのザンビア・ビール「モシ」を頼んだ。ガーデンは地元のひとたちでいっぱいだった。週末の夜のせいだろうが、英国植民地だったところは、本国同様街中にバー(カフェ)が少ない。閉店時間がはやいこともあるだろう。フランス語圏ならば、ビストロがいくらでもあるし、遅くまであいている。ザンビアでもホテルのバーは遅くまであいている。
モシ・ビールの名はMosi oa Tunya (Victoria Falls)からきている。ラベルに瀑布が描かれている。ザンビアで最もポピュラーなビールである。軽くて癖がない。ルブンバシのシンバ・ビールと同じだ。コンゴの方がビールの種類が圧倒的に多い。

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