27 janvier 2012

1月26日 日本入国ビザ visa dMentrée au Japon

Le jeudi 26 janvier 2012
薄曇。7時、24℃、65%。

ネットが今日で切れるのでVodacomに更新に行く。先月同様Vodacomから契約切れの報せがメイルで来た。ところが、昨夜から携帯電話もネットも不通。VodacomだけでなくAirtelも通じないのだ。これでは支払いも登録されないからネットは通じようがない。
現在陸の孤島状態。12時、携帯回復、ネットも既に今朝60ドル祓っているのでactivateできた。と思ったら、今度は断水だって! 笑っちゃうよ。そして極め付きは15時開始の停電。18時丁度に回復。水はまだ。20時になりごぼごぼごーごーと蛇口で音がし始めた。

電話が通じない間に「協会」運営のタクシの運転手をアラン君が馘首した。最も優秀だと見られたジュニア君が間違いを犯した。腹痛のため他の人に運転を代わってもらったというのだ。その交代をアラン君に伝えていなかった。さらに奇妙なことにナンバ・プレートを2つとも外したまま運転していた。何故プレートが外れたか明瞭な説明がない。昨夜、そのため馘首にふみきり、新しくクリストファ君に今朝からキーを渡している。アラン君には決断ははやくすること、温情は余程の事情がない限りかけないことと指導しているので、彼の決定を了解した。

このところ毎日TRA(付加価値税)が話題になる。砂糖、小麦粉、ミルクなどには課されないといわれているが、これらを最近買ったけれども、スパーは全商品について課税してきている。おかしいが、なんともしようがない。

さて、日本への入国査証である。
日本大使館によると観光ビザで17項目、商用ビザは19項目を満たすことが要求されている。
01 旅券
02 身分証明書または選挙人カード
03 休暇承認書
04 写真
05 査証申請書(2通)
06 往復航空券
07 ホテル予約写し
08 日本滞在時の詳細スケジュール
09 招待状
10 保証書
11 日本滞在費用負担証明
12 年収証明(日本語)
13 戸籍抄本(日本語)
14 品行証明
15 居住証明
16 直近3ヶ月の銀行口座バランス
17 査証申請料 30600フラン(2600円相当)

いま、アラン君がこの入国査証を受けようとしている。査証申請料は高くない。しかし、大使館は旅券を含めて書類を郵送することでは査証を発行しない。大使館に出頭するのが原則だという。アラン君はルブンバシ在住である。キンシャサまでの交通機関は飛行機しかない。これが高い。往復600ドル。おいそれとキンシャサに行くわけにはいかない。宿泊もしなければならないかもしれない。代理人をたてて、大使館に行ってもらうしかない。その代理人に旅券を送らねばならない。郵送は郵便制度が壊滅したコンゴでは不可能。DHLを使うしかない。これも高い。100ドル。代理人には大使館に近いフランシスコ会の日本人シスタさんにお願いできるだろう。旅行代理店に頼めば航空券はインタネットで飼っているから、別途のサーヴィスとして数百ドルが請求される。旅券を除いた書類はメイル添付でよいことになったが、査証をたとえば成田空港で発行することは考えられないのか。
郵送による査証申請を拒否する理由を担当官に伺ったが、合理的で明確な理由は示されなかった。旅券がなくなったら責任がとれないなどというのは理由にならない。DHLが責任をとるので、大使館に対して旅券紛失の責任を誰が追及するというのか。前例主義、ことなかれ主義の典型である。
フランシスコ会のシスタの一人がキンシャサに出張することになったので、シスタに旅券を持っていってもらうことになりそうだ。

査証は多くの場合、互恵によって入国査証を必要としたりしなかったりする。アフリカの国でも、たとえばモロッコ、チュニジア、セネガル、南アなのは日本人の旅行者に入国査証取得を要請しない。ぼくたちはこれらの国に自由に行ける。しかし、逆にモロッコ人やチュニジア人が訪日するとき、日本政府は入国査証を義務付けている。入国査証を国境(空港など)で直ぐに発行する国もある。ケニア、タンザニア、ザンビアなどがそうだ。しかし、これらの国の人々にも日本は上記のような査証申請書類がなければ入国させない。
アフリカの国々を、アフリカの人々をもっと大切にし、査証などなく自由に日本に迎えるような政策を積極的にすすめようとする大使はいないのか。日本外務省を強く説得してもらいたい。
(画像は日本国全権大使富永氏。まだルブンバシにお見えになっていない)。

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