11 juin 2013

6月11日(続) フォステム小中学校の現状 École Festem (mise à jour)

Le mardi 11 juin 2013 bis
フォステム小中学校

キプシ市の私立フォステム校を訪問した。今年初めてかもしれない。この学校は「日本カタンガ協会」の会長婦人マリ・ジャンヌさんのお兄さんが8年前に創設した。彼はイタリアでレストランを経営していた。現在不景気のため一時閉店してルブンバシに帰ってきている。
校長のディアンゴさんに会った。フォステム校の生徒は今丁度補習授業中。来週から試験が始まる。生徒数は去年10月が340名、今年6月現在234名。授業料は月400円で何処よりも安い。僕が車を修理してもらったカトリック系職業訓練中高等学校マペンド校は月1600円。僕の家の隣の私立小学校は規模は小さいがエリート校で月30ドル。
フォステム校は幼稚園、小学校、中学は1年生までが生徒だ。今年9月になると中学2年生ができる。中学3年生までの教室を一昨年から建設中である。今回の訪問でわかったことは、屋根については100%完成したことである。窓、教室入り口のドアはまだなかった。しかし、生徒たちがその窓なし戸なしの教室で既に授業を受けていたのである。トイレはレンガ積みが終わった去年の姿そのままだった。まだ使えない。また、国連やワールド・ビジョンからの食料援助(トウモロコシの粉など)が今学年度が来なくなったので給食は廃止になったそうだ。
今の問題は、未完成の校舎と生徒数は学費が払えない生徒たちが毎年のことだが出てきて総数は減っているけれども机やベンチ(イス)が足りないことだ。
フォステム校の周りの住宅街はキプシ鉱山の労働者(鉱夫)が住んでいる。キプシ鉱山は2013年からKicoなる英濠系大企業リオ・ティントの傘下の経営になった。けれども失業者があふれている。フォステム校の近所には、この学校にも入れない子供たちがうようよいる。
教室に窓がなくたってドアがなくたっていいじゃないか、アフリカは暑いんだろとおっしゃるかもしれませんが、カタンガ州は高原で乾期に入ると朝夕は寒くまた砂埃が舞うのです。電気はすぐそこまで来ているのですが、学校にはありません。
いつも世田谷のママさんバレーチームの方々に資金支援していただいてしますが、本誌読者の方々のご支援も賜り得れば大変有難く存じます。
ご支援の方法は、「協会」のホームページの中にございます。銀行送金は手数料がかさみます。ページ後段の方法をご利用くださいますようお願い申しあげます。
いただいたご支援は、フォステム校の建設をずっと担当してきたマリ・ジャンヌさんの実兄であるキプシ在住のフレデリックさんに手渡し、工事遂行をお願いします。
http://katangajapon.web.fc2.com/dons.htm (「協会」のHP

去年の4月のフォステム校の状態については本ブログ2012426日号(51日掲載)に書いている。

http://davidyt-etoiledafrique.blogspot.com/2012/05/426-ecole-fostem-kipushi.htmlmise
フォステム校
白い校舎の部分が一昨年から建設中の中学
校地をしきる塀も金網もない
完成まえから使い始めた教室
窓もドアもない
生徒たちは僕を見て興味津々
校庭は凸凹、砂埃が舞う

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