03 octobre 2013

10月3日 コンゴ援助失敗:「政府の所為じゃない」というけれど RDC: l’échec de l’aide européenne ne devrait pas être imputé aux Congolais, affirme Lambert Mende

6時、快晴、23℃、40%

今朝サロンで蚊に刺された。机に向かってキーボードをたたいていた時だ。気がついた時は既に遅し。見つけた蚊を叩き潰した。僕の血を一杯に吸っていた。痒い、かゆい。

RDCコンゴの反政府軍はM23ばかりでないことは再三今まで書いてきた。ウガンダ系のADF-Naluについても既に言及している。ADF-Naluは基本的にウガンダ政府に反抗する武装集団である。それが隣国RDCコンゴに来て、住民を脅かし「税金」を取り、女子を陵辱し、鉱物を盗掘しているのである。こんな迷惑千万な話はない。国に領土を守る能力がないとこういうことになるという例である。

キンシャサの日本人主婦のブログを読んでいて、日本大使館の「草の根援助」がカタンガ州に今年3月出ていたことを知った。地雷除去のための援助である。受け取った国際NGOは「地雷顧問グループ」、ここではMAGで通っている。僕は2010223Magを訪問している。そのときの記事が次の通り。
「豪雨の中、地雷除去を実施しているNPO法人MAGPatrice Ngoy氏)を訪問。MAGルブンバシが3月で閉鎖するのは地雷除去が終わったからではないことが判明した。UKおよびベルギー政府がお金の出し手だったが、コンゴに対する援助項目の内で地雷除去の優先度が下げられたために資金不足となりルブンバシ事務所を閉鎖することになった。地雷除去はカタンガ州の東北、モエロ湖近くのPoeto地方で継続する。地雷はRCDがばら撒いた。MAGはアンゴラにも事務所があり活動している。アンゴラとコンゴの国境にも地雷が埋まっている。とくにKapanga。こちらは先ず被害状況の調査からしないといけない。全く手がつけられていない。MAG以外ではDCADen Church Aid)がカタンガの北部KalemiKabaloNyunzuで地雷除去をしている。雪が降るほど高地で寒い地方だそうだ。ここもRCDの進入で被害を受けた地方である。
RCDとはRassemblement Congolais pour la Democrazie(民主主義コンゴ連合)。多くの政治・軍事団体、連合がそうであるように名前と行動が一致しない。テロ集団といっても過言ではない。隣国ルワンダ及びウガンダの支援を得た反政府軍。2003年以来政府軍の指揮下に入り、RCDのリーダーであるルベルワAzarias Reberwa4人の副大統領の一人となった。
事務所をでるとさっきの激しい雨はもうあがっていた」
今度、日本がファイナンスすることになって、MAGも一度閉鎖したルブンバシ事務所をどこかにまた開設したようである。捜索中。なお、上の文章中PoetoとはPwetoのことである。

ランキングにもいろいろある。『ザ・インデペンデント』紙(電子版)はアフリカ大陸の「住み難い都市」、つまりワースト5を選んだ。最悪都市はドアラDouala(カメルーン)となった。普通に考えるとドアラは悪くないはずなのだが、医療が最低だという。病院がないというのだ。次にトリポリ、ここは暴力、テロ、デモの都市。3番目がアルジェ。あの白亜の都市アルジェが3位とは。汚く不潔でテロの危険もあると評価された。これもアルジェの地区によるだろう。フランスが60万市民が住む街として設計したところにその数倍が今住んでいるのだ。4位はハラレ(ジンバブウェ)、5位ラゴスと続く。僕はキンシャサが入っていないことに驚いた。バンギ(中央アフリカ)、モガディシオ(ソマリア)はどうなのだ。このリストに余り意味はなさそうだ。
一方、『JA Jeune Afrique』誌電子版)は「住み易い都市」トップ10を掲げた。この方が興味深い。
1位 ケープ・タウン、2位 ヨハネスバーグ、3位 カサブランカ、いずれも納得。4位 キガリ(ルワンダ)、5位 チュニス、6位 アジス・アベバ、7位 マラケシ、8位 ダカール、9位 リーブルビル(ガボン)、10位 アビジャン。
アビジャンがトップ3にランクされなかったのは近年の「内戦」の所為だろう。キガリが4位というのは清潔さと安全性が評価された。小都市だし、カガメ大統領の膝元、強権的「警察都市」なので、住み易いというのは誰にとってなのかと思う。9位のリーブルビル。石油成金というべきか。このリストは大体「かもね」とおもわせるが、ではルサカ(ザンビア)、タンジェ(モロッコ)、アクラ(ガーナ)、ハボローネ(ボツワナ)はどうなんだ、サン・ルイ(セネガル)やモンバサ(ケニア)は? となると回答が難しいのではないかと思う。それにルブンバシだってとても綺麗な街だと僕はおもいますが。気候は世界トップといって過言ではなし。
ヨハネスバーグ
2位にランクされたけれど
ケープ・タウン同様、犯罪都市ではある
地区によるには違いないが、、、。
欧州連合EUの会計監査院が2003年から2011年にかけて欧州がRDCコンゴの開発に援助した結果の評価を今月1日(火)レポートした。援助総額は190億ユーロだった。そのうち72%、即ち1368000万ユーロ(17784億円)が開発援助だった。会計監査院は「大部分の開発援助が失敗に終わっている。その原因はコンゴ政府の運営managingにある」とした。コンゴ政府は2日(水)直ちに反発、「失敗をコンゴ政府になすりつけないで欲しい。欧州企業がEUによって選択され、彼らがコンゴに来てプロジェクトを推進したのであって、コンゴ政府は全て蚊帳の外にいた、我々はプロジェクトに関与していない」。
そうかなぁ。EUでもどこの国でも条件は変わらないだろう。人道援助は別として、開発援助となるとたとえばインフラだが、コンゴ側の行政が深く絡んでくる。この行政が、法律や慣習を盾に援助を阻害するのではないか。プラス腐敗体質だ。税関、軍、税務署等々が無心に来る。彼らを相手にしなければ「嫌がらせ」がある。
EU会計監査院は、コンゴ側の開発援助パートナーに対してより厳しい態度、長期的視野、柔軟性を求めねばならないと結論付けた。
日本も相当額のODARDCコンゴに提供してきている。カタンガ州は人道援助以外除外されているが、キンシャサやバ・コンゴ州に援助がなされている。日本は厳しいチェックをしていると聞く。援助の結果を大いに宣伝していただくと同時に、カタンガ州への開発援助、とりわけ道路、上下水道、発電・送電に関する援助を是非お願いしたい。実施およびチェックに「日本カタンガ協会」としても協力申し上げます。
加盟国は増える一方
何処までがヨーロッパなのか
RDC: l’échec de l’aide européenne ne devrait pas être imputé aux Congolais, affirme Lambert Mende
le 2 octobre, 2013 (オカピ放送)

«Nous dénonçons le fait que tout se passe, dans cette histoire, comme si la Cour des comptes européenne voulait sommer la République démocratique du Congo à rendre compte de la mauvaise gestion des projets de développement auxquels autorités congolaises n’ont jamais été associées financièrement», a déclaré mercredi 2 octobre le porte-parole du gouvernement congolais, Lambert Mende. Il réagissait au lendemain de la sortie du rapport d’audit de cette Cour, critiquant l’efficacité de l’aide européenne à la RDC entre 2003 et 2011. 
Lambert Mende  s’est insurgé contre cette tendance à rendre les autorités congolaises responsables et comptables d’une mauvaise gestion des projets auxquels elles ont été écartées de manière formelle par leur partenaire européen.
«La conception, la définition et l’exécution de la grande majorité des programmes financés dans notre pays par l’aide européenne au développement ont été toujours le fait d’opérateurs choisis par l’Union européenne dans l’Union européenne sans aucune intervention de la partie congolaise», a-t-il révélé lors d’une conférence de presse mercredi à Kinshasa.
Pour lui, «s’il est établi que l’Union européenne a mal géré son aide [à la RDC], nous pouvons nous étonner que ce constat d’échec cherche à impliquer aussi les autorités congolaises dans ce dysfonctionnement».
La responsabilité d’un tel échec, a-t-il soutenu, ne devrait pas être attribué aux autorités congolaises n’interviennent généralement que pour les cérémonies d’inauguration de projets remis «clés en mains».
Dans son rapport rendu public le mardi 1eroctobre, la Cour des comptes européenne estime que  les résultats de l’aide apportée à ce pays par l’UE entre 2003 et 2011 sont mitigés. Cette aide est évaluée à 1,9 milliard d’euros dont 72% ont été attribués à des projets de développement, le reste se répartissant entre l’aide humanitaire et la coopération en matière de sécurité et de politique.
L’audit de la Cour des comptes européenne a porté sur le soutien financier de l’UE à l’organisation des élections de 2006 et 2011, aux réformes de la justice et de la police, à la refonte des finances publiques et au processus de décentralisation.

La Cour des comptes invite par ailleurs l’Union européenne à se montrer plus exigeants à l’égard de leurs partenaires congolais, à avoir une vision à long terme et à développer des objectifs moins ambitieux et plus flexibles.

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