13 juillet 2015

7月13日 RDCコンゴ:「イシャンゴの骨」 L’Os d’Ishango a été découvert en 1950 en RDC

Le lundi 13 juillet 2015
6時、快晴、19℃、50

「消えろ」という詩を書いた詩人がいる。
「消えろ
 虹の如く

絶えろ
希臘のごとく」
希臘にはギリシャとルビがふってあった。
高見順という中年になってから詩人になった人の詩である。
「ギリシャの如く」というのが気になった。
高見の頭の中のギリシャは古代ギリシャのことだろう。
「消えろ、絶えろ」というのは何が消えろべきで何が絶えるべきなのだろうか。
今日借金地獄のギリシャだが古代ギリシャからギリシャは絶えたわけではない。

昨日午後床屋に行った。先月よりも短く切った。ほとんど坊主頭。

帰ってきてそういえばウィンブルドンのファイナルだと思いだした。しかし、僕の契約ではCanal+のスポーツ・チャンネルが見られない。でも先月は契約切れ前に今月分を払っているからボーナスがあるはずだと思ってChannel2にしたら、フェデラーとジョコビッチの試合をやっていた。チャンス。
英国の観客はフェデラー贔屓だなぁ。フェデラーは準決勝でフランスの選手をストレートで下して調子がよさそうだ。二人とも流石な試合ぶり。フランス語のアナウンサーは興奮しっぱなし。日本の錦織さんは2回戦で負傷。彼の試合はローランガロスで見たがフランスのジョー・ツォンガに負けてしまった。安定感がなかった。
ウィンブルドンでは白いユニフォームが決まりなのかぁ。やはり保守的な英国だ。フランスで今年優勝したのはスイスのバブリンカはショート・パンツの柄で話題となった。

エチオピア航空がアジスアベバとゴマ(キヴ州州都、RDC)を直接結ぶ定期便を開始した。州3回のサービス。アジスアベバまで行けば欧州各都市また成田ともつながる。

以下の記事は国連が運営するRDCコンゴのラジオ局「オカピ放送」のものである。1950年というから独立前にベルギーの地質学者が北キヴ州イシャンゴで発見した骨に関する記事だ。この「イシャンゴの骨」は2万年前に数学が既にあったという証拠として解釈されることもある。
711日キンシャサでライサ・マルMaluというベルギーの大学で物理を学んだコンゴ人女性が記者会見をしてこの骨の価値をあらためて強調した。
僕の関心は「今、何故」というものである。

マル氏はナショナリストで、メディアを活用するのが上手そうな人物である。彼女はコンゴがアフリカで初めて50kWの原子炉(リアクター)を設置した国、先進科学を取り入れた国だった、その後不幸にしてコンゴは科学の重要性を忘れてしまった、以前のように科学を重視する国にもどらねばならないとする。
キンシャサ大学にある原子炉は1972年、モブツ時代に1MWに増強された。現在キンシャサ大学にあるその原子炉は極めて危険な状態にある。都市化が進んで、雨季には周りで地滑りがあり今にも原子炉が崩壊しそうである。毎年国際原子力機関の査察を受けているがRDCコンゴはこの原子炉維持に予算がゼロの状態が長く続いている。つまり放置された施設なのである。そんな状態になっていることを知っていて、そして先進科学の再興もへったくれもない。
「イシャンゴの骨」にもどれば、マル氏はなんら新しい解釈、新しい学説を述べていない。既に出ている学説の一つを強調しただけだ。ということは、僕は、彼女が意図したのは「コンゴが数学の発祥の地だ」とナショナリズムをくすぐりたかったということに尽きるのではないかと思う。「イシャンゴの骨」が人類最初の計算機(計算尺)だという断定には新しい発見がなければならないだろう。しかし彼女は現地イサンゴの発掘調査を最近したとも云っていない。ユネスコの世界遺産に指定することが必要だとも彼女はいう。記者会見は教育省の音頭取りで実現していることをみると、御用学者の宣伝ではと疑うのである。
ここでは教育予算、科学研究予算を十分に確保するための運動こそが重要だと僕は思う。
イシャンゴの骨
L’Os d’Ishango a été découvert en 1950 en RDC
le 12 juillet, 2015 à 1:17 オカピ放送

L’Os ou le bâton d’Ishango a été découvert en 1950 par le géologue belge Jean de Heinzelin de Beaucourt au bord du lac Edouard en République démocratique du Congo (RDC). La directrice d’Investing in people, Raïssa Malu l’a révélé samedi 11 juillet au cours d’une conférence de presse organisée à Kinshasa par son association, en collaboration avec le ministère de l’Enseignement primaire, secondaire et initiation à la nouvelle citoyenneté. Cet os semble être la plus ancienne attestation de la pratique de l’arithmétique dans l’histoire de l’humanité.
Cette découverte laisse ainsi croire que cette science trouverait ses origines il y a vingt mille ans de la RDC.
L’Os ou le bâton d’Ishango est un petit os de 10 cm découvert en RDC. Cet objet insignifiant par sa taille, est une source importante de la connaissance mathématique mondiale.
Datant de plus de 20 000 ans, il comporte plusieurs incisions organisées en colonne.
Pour les scientifiques, à l’Instar de Raïssa Malu Directrice d’Investing In people, il s’agit là d’un vestige  précieux de l’histoire des mathématiques.
« C’est la preuve la plus ancienne de l’utilisation de mathématique de l’humanité on en a pas découvert d’autres ailleurs », a précisé Raïssa Malu.
La découverte a permis de reconnaître une première calculette.
« C’est peut être une calculette lunaire. Mais donc il faudrait connaitre mieux la civilisation d’Ishango de cette époque pour qu’on arrive à savoir exactement ce à quoi il servait », a ajouté la directrice d’Investing in people.
Pour savoir si la découverte du bâton d’Ishango a toute sa valeur scientifique et historique, Raïssa Malu a indiqué que cet os « permet de remettre les origines des mathématiques chez nous [RDC] ».
« Finalement on nous replace sur la carte. Et on est tout aussi important que n’importe quel autre peuple », a souligné Raïssa Malu.

Selon elle, il est important de se battre pour son inscription sur la liste du patrimoine de l’Unesco [Organisation des Nations unies pour la science et la culture] et plaider pour une utilisation du patrimoine culturel et scientifique congolais dans l’enseignement.

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