09 septembre 2018

8月1日~8月31日 映画『私は フェリシテ』 le film『Félicité』


le mercredi 1er août 2018
6時、快晴、1947.5

電力消費 表示21469kWhから先月を引き409kWh。多少先月よりも少ない。


『わたしは、フェリシテ』をcanal+で見た。原題『Félicité』(2017年)。キンシャサを舞台とした場末のキャバレー歌手の物語だ。アラン・ゴミ監督はセネガル人だと聞いたが、生まれも育ちもフランスである。セネガル人が父親にはちがいないけれども。
映画は去年2017年のベルリン映画祭で銀熊賞を獲得している。それだけに期待をした。混沌としたキンシャサをフェリーニ・タッチで描いているように見えた。そのようにしかキンシャサは描けないだろうと思う。
カサイ・オールスターズ(フェリシテがメンバーのグループ)とともに、随所にキンバング交響楽団のクラシック音楽が挟まれる。ちょっと奇異だが、面白い組み合わせだろう。キンバング楽団はアフリカ唯一のクラシック演奏楽団である。
ストーリーはいかにもコンゴ社会を反映している。矛盾、混沌、無秩序、貧困、拝金、腐敗、、、。
言語がフランス語まじりのリンガラで、キンシャサの日常用語だ。字幕を見なければ意味が不明だった。単純なストーリーだからリンガラでも苦にはならないが、フランス語吹き替えがあればもっと分かり易かったろう。
現代キンシャサ、あるいはコンゴ社会の反映をよくしているとはいえるが、感動的盛り上がりがなく、僕にはコンゴ社会との日常的いらいらを見せつけられているようであった。

le jeudi 2 août 2018
6時、快晴、2045

le vendredi 3 août 2018
6時半、快晴、2050

電力会社Snelの請求書が昨日庭に放り込まれていた。ところが、隣家のもの。朝、Snelの事務所に行き、うちの請求書を探してもらい支払いを済ませた。33400フラン(21ドル)。

le samedi 4 août 2018
7時、快晴、1945%。

le dimanche 5 août 2018
7時、快晴、1945%。

le lundi 6 août 2018
6時、快晴、1945。広島原爆投下il y a 73 ans.

le mardi 7 août 2018
6時、快晴、2040%

le mercredi 8 août 2018
6時、快晴、2040%

le jeudi 9 août 2018
5時半、快晴、2045%

RDCコンゴの年末大統領選挙候補は一応カビラ現大統領が出馬しないことになって落ち着いた。年末本当に選挙が実施されるか否かはまた別問題だ。金がない、選挙人名簿が結局不正確だ、などと云ってまたまた選挙延期があるかもしれない。それに、出馬宣言をしていたモイーズ元大カタンガ州知事が、入国拒否で立候補届が今のところ出来ていない。モイーズ氏の入国を認め、立候補届締め切り後でも立候補を認めるか否か、未知数がまだある。

le vendredi 10 août 2018
6時、快晴、2140%

le samedi 11 août 2018
7時、快晴、2040%

le dimanche 12 août 2018
7時、快晴、2045%

le lundi 13 août 2018
6時、快晴、2045%

le mardi 14 août 2018
5時半、快晴、2045

le mercredi 15 août 2018
5時半、快晴、2042.5%。敗戦記念日。

ジャカランダの花が咲き始めた。ジャカランダはソメイヨシノのように花が先に咲き葉が後で芽生える。9月にはキプシやルブンバシにジャカランダが咲き乱れる。あゝ、1年が過ぎたなぁ、と思う季節である。

le jeudi 16 août 2018
6時半、快晴、2045%

marxistemarxienとの相違。マルキストとはイデオロギーに与した人、グループであり、学問としてのマルクス研究とは別であろう。すべからく学者はカルテジアンでなければならない。そしてカルテジアンはマルキストになりえない。マルクシアンならわかる。田口冨久治氏がmarxienと自分を規定したのは当然だ。

le vendredi 17 août 2018
5時半、快晴、2040%

le samedi 18 août 2018
6時、快晴、2040%。

le dimanche 19 août 2018
7時、快晴、2040

le lundi 20 août 2018
5時半、快晴、2045%

le mardi 21 août 2018
5時半、快晴、2042.5%

le mercredi 22 août 2018
6時、快晴、2045

le jeudi 23 août 2018
6時、うす曇り、2147.5「。

le vendredi 24 août 2018
6時、うす曇り、2145%


Le Dernier Roi d’Ecosse』(ケビン・マクドナルド監督、2006年)。Ciné Star局。
タイトルはスコットランドの王だが、ウガンダの伝説的悪名高い独裁者アミン・ダダと彼の若いスコットランド人主治医の話だ。戯画的だが、シナリオの出来が良い。アミン・ダダなるクレイジーな独裁者が浮彫されている。
映画の時期、エンテベ空港事件のあった1976年以降のことだが、アミンダダは隣国タンザニアに戦争をしかけ、結局サウジアラビアに亡命する。アミン・ダダがジェッダで病死するのは、亡命後25年経った2003年のことだ。
悪名高い独裁者というが、それは西欧の評価で、ウガンダ人にとってはなお人気のある独裁者らしい。今のウガンダにはムセベニが30年以上独裁者として君臨している。インテリであるムセベニはアミン・ダダの轍を踏まない。
コンゴがザイールと云われた時代には、モブツが独裁者としていた。アミン・ダダの時代は比較的短かった(8年)。モブツは32年。モブツはコンゴの学校でも独裁者として悪い指導者として教えられているが、モブツ時代のコンゴの方が現在のコンゴよりも国家として機能していたといえよう。国民のモラルも高かったようだ。
アフリカの独裁者たちにとってアミン・ダダは反面教師の役を担っている。

le samedi 25 août 2018
6時、うす曇り、2247.5%。ついに室温22まで上がってきた。

le dimanche 26 août 2018
7時、快晴、2245%

le lundi 27 août 2018
6時、快晴、2240

le mardi 28 août 2018
6時、快晴、2232.5%

le mercredi 29 août 2018
5時半、快晴、2240

夕方、キプシへの家路にルブンバシのバス停に行ったら、人混みだった。パスが少ない。バスといっても、トヨタのハイエースかノアである。大型バスはない。行列を作る習慣など全くない。バスは停留所から少し離れたところで客を下している。客はわっとバスにたかり、我先にとバスに乗り込む。窓から車中に入るものもいる。僕は見たことがないが、敗戦直後の日本では買い出しのためになりふり構わず列車に乗り込んだという。父母から聞いた話である。その様と同じ光景と思われた。
ここで僕はガイジン(スワヒリでムズング)なので目立つ。青年が寄って来て「席取りしようか」という。OKした。ぼくには、人をかき分けてバスに乗り込む体力がない。青年がとってくれた席に無事座り込んだ。謝礼、1000フラン(70円)。ノアである。通常でもノアの改造車は12人の客を乗せる。日本では定員7人だろう。そこに今日は23人乗った。
バスが少ないのは、バス、タクシーを一般車から区別するために車体を黄色に塗らなければならなくなったからだ。黄色ではないタクシーには警察が意地悪をする(賄賂を請求する)。バス、タクシーを黄色にすると決めたのは先ず首都キンシャサである。タクシー強盗が頻発したので一般車と色分けして、タクシーと一目でわかるようにして、タクシーを装った強盗団から乗客を守ろうという意図らしい。キンシャサから全国にタクシーの黄色化が広げられた。しかし、一時的に急激なペンキ需要が生まれ、塗装屋が儲かる仕組みである。キンシャサで訊いた時は、タクシーが黄色くなったといって強盗が減ったという効果はないらしい。タクシーのオーナー、運転手、乗客にとってはとんだ災難である。
乗車料金も、足元をみて1500フランではなく2000フランだと車掌がいう。これは断った。ガイジンである僕にだけそう云ったからである。誰も2000フラン払っていなかった。車掌は黙っている僕に諦めて「1500でいいよ」。
ルブンバシに路線バスが走り、時刻表が出来、乗客が並ぶようになるのは何時のことだろう。国民性などといってはならない。アフリカだからというのもおかしい。キガリやアビジャンではルブンバシのような光景はない。やればできる筈だがやる気がないのだ。それが一事が万事である。

le jeudi 30 août 2018
7時、快晴、2240

le vendredi 31 août 2018
5時半、快晴、2142.5%

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