14 juin 2011

6月9日 le jeudi 9 juin 2011 リカシ ville de Likasi

Le jeudi 9 juin 2011
快晴。6時、22℃、60%。
午後になって雨が降ったようだ。乾季だというのに。珍しい。

今日はAさんとリカシ市。Aさんは、3月にルブンバシに見えられたTさんと同じく、ワールド・ビジョン(WV)ジャパンのメンバさんでリカシの子供のスポンサーである。30歳前後の若い方。今回、僕はボランティアの通訳として参加した。
リカシまで120キロ。WVの車トヨタ・ランドクルーザはメンテが悪く60キロ以上出すと、ガタビシと振動音を出してエンジンが止まる。僕の三菱で行きたかったが、今日は全てWVの責任でAさんの世話をしなければならないちう、訳のわからない論理で、僕の車を使うことは拒否された。
Aさんがスポンサーになっている子供(女児、10歳)はトヨタ地区に住んでいる。トヨタ地区というのはトヨタの「トラック」を昔持っていた人が住んでいて、それが目印となって、「あのトヨタがある地区」ということで、それが名称になったというところ。ルブンバシのカマロンド地区のように貧しい地区だ。ケニア地区のような商業地区ではない。WVジャパンはこのトヨタ地区とカンボブ地区の地域開発に貢献している。
養鶏場、日本の方が寄付をして5万ドルで建てられたという小学校、Aさんがスポンサーになっている子の通っている小学校を訪れた。
子供の両親の家ではなく、叔母にあたる女性の家で、Aさんは初めて彼女に会った。Aさんは、筆箱、鉛筆、鉛筆削り、それらを入れる可愛いバッグそしてサッカーボールをお土産にもってきていた。女の子もサッカーをするそうて、彼女は喜んでいた。けれど寡黙。
父親はアルコールが入っていた。母親は洒落たブラウスを着て遅れて現れた。11人の子供のうち5人は既に結婚して、いえには6人の子供が残っているという。父親は鉱山会社を停年になり、農業をしている。14時過ぎ、食事のためにWVリカシ近くに移動。ニワトリと魚(ティラピア)の昼食。終始みなさん口数が少なかった。
ルブンバシに帰る前にWVリカシ事務所でかかった経費の精算。260ドルとなったが、計算根拠は今回も不透明だ。日本にはこのトヨタ地区の子供たちのスポンサーが1000人以上いる。ということは年間5000万円以上のお金がこの地区の地域開発に寄付されているということである。これは、コンゴにとってのみならず大変な額である。厳しい監視が要請される所以であるが、現在のところ、この甘い汁を吸うためWVにコンゴ人スタッフが集まっているとしか思えない。よほど腰をおちつけて、厳しい監督をしないと「食い物」にされているだけだ。

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