03 juillet 2012

7月3日 世界破綻国家指数 Failed State Index


Le mardi 3 juillet 2012
快晴。7時、20℃、55%

Failed State Index
また指数である。今度はFund For PeaceFFP)というアメリカのNPOが発表した今年のランキングである。指数の名前はFSI-Failed State Index
平和構築に失敗した国ということ、「世界破綻国家背数」と訳されている。ランクの低い国は極めて平和な国ということになる。指数がもっとも低い国はフィンランド。続いてスエーデン、デンマーク、ノールウェーとなる。妥当なところだろう。
今年最も失敗している国、一番の破綻国家はソマリアとなった。FSIの高い国にはアフリカの国が多い。ソマリアに続いてRDCコンゴが第2位。失敗しているというよりも行政もインフラもなくガバナンスが最低なのだろうなぁ。その中でカタンガ州はここ5年間でかなり成功を収めてきていると僕は思っている。さらにスーダン(3位)、チャド(4位)、ジンバブウェ(5位)と軒並みアフリカである。あのアフガニスタンはとみると6位であった。
今(20127月)時点ではマリ(79位)が10位以内にはいり、南スーダン(これまで指数作成の対象になったいない)がソマリアと並ぶかもしれない。
でもこういったランキングはどんな意味があるのだろう。早く下位から脱却しろという勇気付けのためなのか、NPOの活躍の場を知るためか、僕はとても不思議に思うのである。
日本は平和で177ヵ国中151位、米国が159位となっていた。

ソマリアがRDCコンゴの上手を行く「失敗した国」破綻国家なのは確かであろう。ソマリアの首都はモガディシオMogadiscioである。その綴りからイタリア語であることがわかる。実際1960年イタリアの統治から独立している。この独立以来、ソマリアは今日まで国を挙げて無秩序である。RDCコンゴは東部(オリエンタル州、南北キヴ州の3州だけが戦闘地帯である。しかもこれらの州にしても州全体が戦地であるわけではない。たとえばそれぞれの州都、キサンガニ、ゴマ、ブカブは安全である。ところがソマリアの場合、全国的に戦国時代に入ったようなもので、国全体が戦地といっていいのである。ソマリア沖の海上も海賊が出没することで有名だ。またソマリアのイスラム系テロリストはアフガニスタンやイラクとも関係が深い。
ソマリア Somalie
北側が紅海、東側がインド洋
連邦制でなんとか一つの国に留まるのか
地方毎に独立してしまえばいい
そして国として時間をかけて歳合併したければする
 しかし、このソマリアに肉薄してRDCコンゴがどうしようもない国だというのは大いに恥である。コンゴ人よ、立ち上がれ!(Debout les congolais !

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