朝4時10分にCHG空港に到着。ターミナルBが次の出発ゲートだた、そこまではバスを利用しなければならない。ところが時間表がなく何時バスがくるのかわからない。アナウンスもなかった。2時間近く待合室でただ待っていた。
8時35分。Alger着。新しいターミナルHouari Boumediene空港が出来ていた。2年ほど前に完成したのだという。世界でも一流の空港に生まれ変わった。スーツケースを開けられることもなかった。外貨申請も強いてせよとは云われなかった。様変わりである。国内線は古い建物の方を使用していた。しかし、その建物にカフェやキオスク、床屋までが出来ていた。カフェやレストンに酒類がなかった。イスラム化の影響に違いない。
一銭も現地通貨DA(アルジェリア・ディナール)を持っていなかったので空港に出迎えに来てくれていた運転手経由会社から1000DA(約1600円)を借りた。コーヒーが30DA、新聞が10DA、雑誌が100DA。コーヒーは相変わらず不味かった。粉っぽい。匙はアルミの鍛造、粗悪品である。男子トイレにマダム・ピピがいた。掃除をしてくれるおばさんである。出口に小銭をいれる皿が置いてあった。パリのカフェにはいなくなったところが多いがここでは新たな職業になったようだ。
運転手さんに聞くと、空港からAlgerの市街に入る道は片側3車線の高速道路が既に建設されているそうな。以前は追越し車線を中央にした3車線道路だった。だから前の車を追い抜くときはかなりの冒険と度胸が必要であった。反対車線から何時無謀な運転手が追越し斜線に入ってくるか分からないからである。珍しい中央車線を追越し車線として共有する道路は改善された訳だ。
13時の予定が14時になってほぼ満席でConstantine行きが出発。この位の遅れは日常茶飯であろう。滅多矢鱈とX-Rayによる機内持ち込み貨物の検査があったが、bagageの中身をあけろとまではいわなかった。
空港待合室にガラス張りのEspace Prière(イスラムの祈りの場所で小さな絨毯がいくつか置いてあった)が設置されていた。これもイスラム化。
待合室にヒゲ(髭と鬚)を蓄えた若い男が何人かいたが圧倒的に少数派。この男たちが丁度一時の祈りの時間にEspace Prièreに入らなかったのは不思議。
15時。Constantine空港に到着。HQに案内されて各部署の方々を紹介されたがとても名前を覚えきれない。16時に宿舎についた。狭い機内で殆ど眠れなかったので頭がボーっとしている。宿舎の部屋は極めて上等。ベットもマットレスも本物だ。とてもコンゴの時とは比べ物にならない。中小企業、それも三流どころと一流企業の差はだけではない。コンゴとアルジェリアの生活水準の差がでた。Constantineは地中海でも高度がある。3月末、20cmも雪が降ったという。部屋の暖房がスチームなので助かった。ありがたいことである。
夕食時に久しぶりにこの国のワイン。cuve de presidentはなかったがMascaraがあった。半分ほど飲んで23時に床に入ったが、夜中の2時に目が覚めてしまった。4時、続いて5時にモスケから祈りの声がスピーカーでがなりたてられる。イスラム化顕著。このイスラム化はちょっと怖いなぁ。
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