le mercredi 1er juin 2022
6時、晴れ、31/25℃。
本を返却、アフリカ人の作者の本2冊を借りた。『タンガニーカの嵐Orage sur le Tanganyika』(Wilfried N’sonde)と『生残りLa survivante』(Rose
Marie Guiraud)。
『ブラック・ミラー』、英国の作品だそうだ。
毎回ストーリーが終わるのはありがたいが、結末は暗示だけのようだ。はっきりと示さない方が「芸術的」だと作者が思っているのかな。
ゲーム、ネット、AI等の技術革新の誇張、過信、加害性、被害妄想、犯罪の悪循環等々、作品の視点は面白い。よくもまぁ、色々なことを考えると感心する。
le jeudi 2 juin 2022
6時、曇り、30/25℃。
『ブラック・ミラー』、お見合いプログラム。ホーラー短編小説になってきた。ロボット追跡犬。
le vendredi 3 juin 2022
6時、曇り、30/25℃。
le samedi 4 juin 2022
6時、晴れ、30/25℃。
僕の誕生日。喜寿だって。とんでもない年齢になったものだ。ちっとも嬉しくない。歳とっていいことなんかあるものか。肉体の疲労、老化。これはフェイタルFatal。
le dimanche 5 juin 2022 聖霊降臨祭
6時、曇り、30/25℃。
le lundi 6 juin 2022 聖霊降臨祭の月曜日で祭日、休日。
6時、曇り、30/24℃。
le mardi 7 juin 2022
6時、晴れ、30/25℃。
東京から送金があったので、レンタカー支払いができた。
le mercredi 8 juin 2022
6時、晴れ、30/25℃。
le jeudi 9 juin 2022
6時、晴れ、30/24℃。
le vendredi 10 juin 2022
6時、晴れ、30/25℃。
リハビリ呼吸法だって。Youtubeをみていると色々な体操がある。呼吸法は鼻から息を吸て口から吐く、吐くときに腕を曲げたり、回したり、脚をあげたりする。
だけど、嫌だねぇ、息苦しいなんて。
le samedi 11 juin 2022
6時、雨、30/25℃。
le dimanche 12 juin 2022
7時、晴れ、30/25℃。
アッシニー案内。初めCoucoué Lodgeに立ち寄ったが、maittre d’hotelが変な席を僕らに当てがおうとしたので、僕が蹴って、Maison d’Akoulaに鞍替えした。アクラは息子クリスチャンと今年2月ごろに行っているが、その時はサービスが悪かった。今回はChefが変わっていて、慇懃であった。アクラの海岸側でも食事が出来ることは知っていたが、どういうシステムか知らなかった。海岸はラグーン側よりもにぎやかだったが、バイキングスタイルで高い。アルコールなしなら59000フラン、シャンペンとワイン付きの場合89000フランだという。この日はいずれにせよ満席ではいれなかったが、食事は既に終わっていた。9月には寿司もあるとマスターがいっていた。
le lundi 13 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
le mardi 14 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
le mercredi 15 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
北条民雄『いのちの初夜』が青空文庫にあったので読んだ。何か味がないなと思い読み進めたが、原因は1936年の作品なのに旧仮名遣いではないことだろう。文庫の底本が戦後も戦後1979年版で漢字も戦後風になっている。
北条民雄は23歳で死んでいるから夭逝中の夭逝。ハンセン病で入院したのが19歳というから若い。青春のただなかにいたときだ。但し。死因は腸結核(結核は肺だけじゃない。)
プロミンLa promine ou
glucosulfonate de sodium (DDS)に治療効果があることが米国で分かったのが1941年だから戦中、米国の情報はなかったに違いない。日本で使用されるようになったのはやっと戦後ということになる。現在はダプソンのほかリファンピシンやクロファジミンが使用されているという。これらの薬がなかった時代、ハンセン病は不治の病であった。
ハンセン病が死亡原因となるより、身体が身体が崩れていってもなお生きていて、死亡原因は癌、心臓病などであり、北条民雄が死んだのも腸結核だった。
ハンセン病が克服できる病気、必ず治る病気となった現在から、北条民雄の世界を想像することは難しい。
この短編小説、悪くはないが特に感動的な作品でもない。
le
jeudi 16 juin 2022
6時、雨、28/24℃。
ついでに北条民雄『独語 癩文学といふこと』を読んだ。これを20歳前後の青年が書いた。教養人だねぇ。フランス文学やロシア文学が当時の学生の常識的教養だったには違いなかろうが、北条の云うこと一々もっともと思う。癩文学なぞというカテゴリーを設けてはいけないよね。文学は文学だ。
僕が20歳のころでも同じようなことを書いただろうと思う。但し、こちらは教養をひけらかしながら。そんな、僕だったから。
le
vendredi 17 juin 2022
6時、雨、28/25℃。
よくまぁ、雨が降る。
le
samedi 18 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
Jean-Louis
Trintignantが昨日亡くなったそうだ。享年91。初めてトランティニャンの映画をみたのは神戸の名画座で『男と女』だった。渋い俳優だなぁと思った。1970年頃だろう。映画は1966年の作品。Claude
Lelouch監督。
最後に見た作品は1994年の『Trois Couleurs : Rouge』、 Krzysztof Kieślowski監督。盗聴が趣味の元刑事の老人。舞台はジュネーブだった。作品を見たのはTVで21世紀に入ってからだろう。60台のトランティニャンだったのに酷く老人に見えた。でもまだトランティニャンと分かった。しかし2018年と思われるTVのインタヴューではもう誰なのか話の内容を聞かないと分からなかった。
le
dimanche 19 juin 2022
7時、晴れ、30/25℃。
le lundi 20 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
le mardi 21 juin 2022
6時、雨、29/24℃。
うちから出てここを通らなければ表の道路に出られない。
6時半、洪水だ。ひたひたと僕の住むアパートまで水が寄せて来ていた。向かいの建物の2階に避難しろという。こんなことは初めての体験。水は泥水。汚い。チカちゃんをつれてクリスチャンといっしょに家を出た。1階の住民はみんな向かいの建物の2階に移った。
今朝は3時ころから雷雨で、爆弾が落ちるがごとき轟音で、停電した。ひっきりなしに雷が落ちるなぁ。5時頃まで雷が近くで落ちていた。
ネットも電話も一時不通。8時ころ電話が通じ始めたので、事務所に出られないと報せた。
水嵩は増していたが、雨が小降りになっていた。だから床上浸水してもたいしたことないだろうと思い、家具、TVはそのまま、PCとチカだけが避難の対象。僕は白の短パンをはいだ。膝上まで水の中を歩かなければならなかった。
9時にクリスチャンが家に戻り、掃除してくれた。僕は周りの水がひいた10時に戻った。
11時半に電気が回復したと思ったら断水。水道局が一帯の水を切ったらしい。
12時過ぎ、庭の水をポンプで外部に排水しだしたが、底が見えるまで4時間ほど要していた。さらに日暮れまで浄化槽の水を掻い出していた。
le mercredi 22 juin 2022
6時、曇り、28/24℃。
昨夜の雨はたいしたことなくやんだ。
明日23日、酸素吸入の必要の有無を知るテストを医者でする予定だったが断った。新しい呼吸法と薬でここ数週間呼吸困難もないし、睡眠も比較的よくとれているので。
le jeudi 23 juin 2022
6時、晴れ、29/24℃。
le vendredi 24 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
le samedi 25 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
マグロのサシミを家でつくったことはあるが、今日は鉄火巻きを作った。一応成功。ショッピングセンター「ソコセ」の魚屋でマグロを買ったのは初めて。
魚を三枚におろすのはCasino rue des Jardinsの方が上手い。
le dimanche 26 juin 2022
7時、曇り、29/24℃。
le lundi 27 juin 2022
6時、晴れ、29/24℃。
le mardi 28 juin 2022
6時、晴れ、28/23℃。
『ショーシャンクの空に』Shawshank Redumption、1994年、米国、フランク・ダラボン監督。名前は聞いたことがあったが見たころのない映画。フランス語吹き替え。日本語は音声も字幕もなし。Netflix、不親切なり。
ショーシャンクという名の刑務所は実在しない。小説家の創作。Redumptionというのは、映画の主人公が銀行家だったから、国債の「償還」などに使う用語Redumptionを用いたのだろう。フランス語のタイトルはLes Evadés,、つまり「脱獄囚たち」で面白くない改題である。工夫がない。日本語の方がずっとまし。
ま、面白い映画に違いない。痛快である。けど、名画かというと僕の範疇では名画には掃討しないなぁ。やはり、冤罪ははらさないといけない。メキシコに逃げただけなら、半端じゃないか。
le mercredi 29 juin 2022
6時、曇り、29/24℃。
『グリーンマイル』米国、1999年、ダラボン監督。
看守長の病気を直すとか、つぶされたネズミを蘇生させるとか、等々、そういう奇跡を描くのは安易な気がする。
『アンブロークン』、アンジェリナ・ジョリー監督、2014年。日本軍の捕虜になった米兵Louis Zamperiniの話。ザンペリーニを虐めた渡辺睦裕について日本語Wikipediaは沈黙している。映画では歌手Miyaviが好演していた。余計な髭なんぞをはやしていないインテリ帝国軍人の病的虐待を演じた。
le jeudi 30 juin 2022
6時、晴れ、28/23℃。
昨夜の雨も激しかった。雷はちょっと離れたところで鳴っていた。24時ころ停電。朝には回復していたが、ブレーカーのボタンを押しに行かなければならなかった。庭の先の守衛小屋の方にメーターやブレーカーが集められている。まだ小雨だが降っていたので、傘をさして携帯のランプをつけて歩くのがしんどかった。
『最初に父が殺された』First they killed my
father。クメールルージュが権力を握った時の物語。これはかなり辛い歴史だ。ちょうど僕のパリ時代のことだ。大学都市のモナコ館にいたが、2番目の同室がカンボジア人だった。パリでもクメール・ルージュが勢力を伸ばそうとしていたときだ。同室の芸大に通っていた学生はノンポリだったと思う。しかしよく仲間のカンボジア人が出入りしていた。カンボジアの学生にはカンボジア館があったが閉鎖されていた。ベトナム戦争は最終段階だったが完全には終わっていなかった。停戦は1973年のことである。
クメール・ルージュが敗退するのは侵入してきたベトナム軍である。ベトナムから米軍は撤退していた。中国の文化大革命運動も酷かったが、クメール・ルージュも酷い。ポルポトは国際裁判にもかけられず結構長生きして1998年70歳目前で心臓発作で死去した。しかし、その酷さを同時進行していた歴史にも拘わらず僕は丸で知らなかった。
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