13 janvier 2014

12月29日 ケープ・ポイント Cape Point

Le dimanche 29 décembre 2013
6時、快晴。

喜望峰ツアのバスが迎えに来る約束の815分に間に合わせるために早起きした。5時半起き。ムイゼンバーグまでは来てくれないので、ケープタウン市中のサザン・サンホテルでの待ち合わせにした。ムイゼンバーグの電車の駅の窓口が6時半時点では開いていなかった。ホームには入れたが切符なしで電車に乗ることになった。到着駅のケープタウンで払ったが、いつもより安かった。窓口が開いていないことを誰しもが知っているということだ。それも乗客の申告によるのだからのんびりしたものだ。
815分の待ち合わせ。それがまさに予定で、南アもアフリカらしく30分も遅れた。このツアを予約したのはヨハネスバーグからインターネットだったが、オペレータの名前を忘れていたし、電話番号も控えていなった。うろ覚えの会社名で多分「ヒルトン・ロスHylton Ross」だったかなぁ、という程度だったのである。切符はなし、来るバス来るバスの名前を読みながら、「いや、この会社だったかな、いや違う、覚えがない」などと不安だった。
やっと来た「Hylton Ross」も自信がなかったけれども、訊ねたらリストに僕たちの名前があった。それにしても30分遅れとは。この遅れはどんどん広がって行き、ツアの終了時間が2時間以上遅れる結果を齎した。

昨日市内ツアバスでも寄ったクリフトン・ビーチやキャンプス・ベイなど高級リゾート地を通った。南仏のカンヌを思わせる街並みである。ハリウッドの有名俳優などもここに来て夕日を眺めるのだそうだ。ケープタウンは風が一年中吹いている街だ。だから特に冬場(7月、8月)に風から守られる場所が珍重される。そこが住宅地でも高級住宅地になる。リゾート地は地形上理想的な場所になっている。地中海と違うところは海水温度が低いことである。大西洋は冷たい。だから僕はフランスのノルマンディーやブルターニュに殆ど行っていない。ポルトガルもアルガルベで懲りて行っていないのである。もっと偏見なしに行けばよかったとも思うが後悔はしていない。

オットセイかセイウチのいる島を船で回るツアが追加費用で用意されていたが、オットセイに触れるわけでもないと知っていたので、港のカフェでゆっくり朝食をとることにした。カフェ・オ・レではなく何故かカフェ・ラッテだった。そのカフェ・ラッテがほとんどカプチーノ。致し方ない。カフェに付属して土産物の店があった。世界中どこの土産店も同じようなものを売っている。僕は南アの土産ならダイヤモンドか金細工以外ないだろうと思うが、その何れも今はお金がないから買えない。だから何も買わないということになる。

ランチはサイモンズ・タウンのレストランだった。レストランは指定されているけれど払いは別だ。サイモンズは宿舎のあるムイゼンバーグに行く電車の終点で喜望峰半島の東側だ。

この半島沖にはクジラが出没するらしいが、この日は運悪く姿を見せてくれなかった。

南アペンギンが集まっているビーチBoulders Beachも別料金だが見学した。見ているとひょうきんなペンギンは飽きない。南アペンギンは小型であるが、突かれると怪我をするらしい。ペンギンの巣というのを初めて見た。一日何千人というヒトを見ているペンギンたちは嘔吐しないのだろうか。
ペンギン海岸
まるで白黒写真のようだがカラーである
いよいよ半島の先端に向かった。灯台に登るケーブルカーは乗ろうとしたが満員で結局乗れず、歩いて上るには時間がないし、走って上る元気がなかったので諦めた。窓口で並んでいた僕らの一人手前の人までケーブルカーに乗れたのである。ここがケープ・ポイント(先端)だという場所は波が荒く、便宜上右が大西洋、左がインド洋だというが見た目の差がなく、ただ、この先で2000隻以上の船が沈んだというのが頷けだだけである。実際のアフリカ大陸南端はここからまだ200km南東だそうである。
ケープポイントに佇む
もう夜だというのに最後の見学予定地国立植物園に19時を過ぎて立ち寄った。閉園間際で料金こそ払わなかったが庭の一部と人込みを見ただけに終わった。ケープタウンの植物は在来渡来を含め極めて多種に渡るという。見学もいいが、例えもっと前に着いたとしてもここまで来る行程で疲れてしまっているだろうな。

ツアが終わったのが20時半。出発地サザン・サン・ホテルにいたタクシでムイゼンバーグに帰る破目になった。南アで初めて乗ったメータ・タクシになった。メータで走るタクシが少ないのである。いくつかの代表的な無線タクシ会社の名前は出発前に調査済みだったが、使用したことがなかった。ケープタウンとムイゼンバーグ間が250ランドと聞いていたが、メータ・タクシでは370ランド(3700円)掛かってしまった。しかし道路は極めてよく整備されている。哀れな鉄道とは比べ物にならない。


夜は昨夜に続いて『プリミ』へ。他のレストランは9時には閉まってしまう。そんな信じられないような店がここには多い。

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