Le mardi 6
juin 2017
5時、快晴、22℃、50%。
5時、ネット不通。7時、回復。昨日のブログをアップした。
昼過ぎCongo Airwaysにてキンシャサに向かった。定刻に到着。
ホテル、ネット不通。街中で便利なところにあるホテルだがWifi事情は悪い。
夜はムブジマイ通りの韓国料理店。店の構えは派手ではないが、中身がいい。美味しかった。いくつもの小皿、巻き寿司、豚焼肉と焼きニンニク、豆腐、卵焼き。
Le mercredi
7 juin 2017
キンシャサ、曇り。
13時45分のフライトでルブンバシに帰る。16時50分、無事到着。機内食は不味い。最低。コーヒーのサービスがない。
キプシに帰宅できたのは18時10分。停電していた。21時、回復。ちっと長い停電じゃないか。通りの向かいは停電していなかった。
Le jeudi 8
juin 2017
5時45分、快晴、18℃、55%。
次の土地名を声を出して読んでほしい。
キロベロベ Kilobelobe
キレラバランダ Kilela Balanda
シャンガレレ Changalele
何とも美しい名前ではないか。僕はこれらを発音する度に感動する。
キロベロベはルブンバシ市アネックス区にある土地でフランシスコ会の農園がある。キレラバランダはコンゴ河3700キロの源流点とされカタンガ州にある。1892年に発見された。チャンガレレはルブンバシから北に120km行ったリカシ市の湖である。何れの名前も、ルブンバシの通りの名前に採用されている。
「キロベロベ キレラバランダ チャンガレレ」。語順は「チャンガレレ キレラバランダ キロベロベ」でもいい。
コンゴの人名には特色がある。カ行が非常に多い。
キュング、キンバング、カサブブ、カビラ、カペンダ、カバンゲ、カトンビ、クンダ、ケンゴ、コロンゴ、、、。電話帳は存在しないが、名簿を作るとKから始まる人名が圧倒的だ。
Le vendredi
9 juin 2017
5時半、快晴、19℃、52.5%。
コンゴフランは1ドル1450フランに下落。ローカル通貨でのガソリン代は上がっているが、ドル計算するとルブンバシではリッターあたり1ドルで変わっていない。
『Petit pays』193ページから。
「le jour où les hommes arrêteront de se faire la guerre, il neigera sous
les tropique」
「人間が戦争をしなくなったら、南国に雪が降るだろう」
悲観的考えに見えるかもしれないが、現実に違いない。コンゴ東部で戦闘が収まる日が近いとは思えない。反政府にも、武装強盗集団にも十分な武器が常に供給されている。
Le samedi
10 juin 2017
5時半、快晴、20℃、55%。
寒い。手がかじかむ。水道の水は出たてが冷たい。しばらく流していると地中からの生ぬるい水が出始める。正午を過ぎると、出たてが熱い水になる。空中に出ている水道管の水が温められるからだ。
『Petit pays』196ページから。
「la mort n’était plus une chose lointaine et abstraite. Elle avait le visage banal du quotieien.」
「死はもはや遠くのものでも抽象的なものでもなかった。死はごく日常的な顔をしていた」
死が身近なものになっていく内戦。
Le dimanche
11 juin 2017
7時、快晴、18℃、55%。
夜中3時に起きたとき停電していた。7時半になっても停電中。
15時05分、やっと回復。
ロラン・ガロスの決勝が見られないかと思ったが間にあった。15時からFrance2で中継。ナダルの誕生日は6月3日で31歳、昨日女子で優勝したラトビアのオスタペンコは6月8日で20歳。奇しくも二人ともロラン・ガロス開催中の誕生日。ナダルは2005年に初めてロラン・ガロスで優勝している。彼は19歳だった。
朝飲めなかったコーヒーを入れた。
ロラン・ガロスはナダルの10度目の勝利で終わった。表彰式ではスペイン国歌が演奏され、国旗が翻ったが、ナダルは地中海のバレアレスの出身、言葉もカタランだから、ちょっと複雑な気持ちだろう。
Gaël Faye『Petit pays』を今朝読了。Petit paysとは著者の生国ブルンディのことだが、同時に母親の国ルワンダのことでもある。全30章の構成の後半は急速に悲劇的終焉へと向かう。
作者ガエルはラップ歌手、作詞家でもある。
彼のアルバム『Pili pili sur un croissant au beure』(バタークロワッサンの上の唐辛子)を「読む」と、ガエルの歌(詩)と『Petit pays』は深く関わっていることがわかる。
ブルンディはルワンダと国境を接している。ルワンダの南に位置し、タンガニーカ湖の北端にある。従って、ザイール(現RDCコンゴ)東部、南キヴ州(州都ブカブ)も隣国だ。
大湖地帯の国々は一体であると思う。国境で分けると見失う。
僕にはガエルの叫び、訴え、思い入れが極めて共感できる。しばらく、彼の書いた世界を追ってみたい。
『Pili pili sur un croissant au beure』(バタークロワッサンの上の唐辛子)
[Couplet 1]
Il voulait
quitter la routine, celle de son père
Qui étiole
les rêves au large des paupières
Enfourcher
son vélo, repartir à zéro
Petit gone
de Lyon aux oripeaux d’évasion
Partir !
Non pas pour voir de nouveaux lieux
Mais
voyager, pour ouvrir de nouveaux yeux
Orpailleurs
d’horizons, y’a que des hôtels mille étoiles
Pour les
clochards célestes qui ne s’embarrassent pas d’un toit
Petit
croissant au beurre, petit français qui flâne
Il lisait
Kerouac et chantait Bob Dylan
Il est
parti vivre à la dure
Découvrir
l'humain, épouser la nature
Et de pays
en pays, il pédale, il pédale
Et de
guerre en maladie, il pédale, il pédale
C’est usé
par la route d’un voyage de cinq ans
Qu’au bord
de son doute il rencontre un piment
[Couplet 2]
Elle était
belle comme un piment, une robe du dimanche
Elle rêvait
d’un charmant, d’un amour qui s’épanche
Elle vivait
dans un quartier populaire
Elle avait
fui son pays, les pogroms et la guerre
Et la terre
des ancêtres était un vaste mouroir
Et ce pays
d’accueil, un sombre miroir
Qui lui
renvoyait cette image de paria
Une
réfugiée HCR qui glisse aux parois
Et qui veut
s’envoler, partir loin d’ici
Là où le
ciel ne dit ni Hutu ni Tutsi
Et puis les
murs de sa chambre au vert papier peint
Recouvert
de poster de « Salut les Copains »
Etait son
antre où elle rêvait d’être hippie
D’écouter
du Jimi et de vivre à Paris
En
attendant le bus sous un arbre en fleur
Son destin
croise celui d’un croissant au beurre
[Couplet 3]
Elle et il
aux Sources du Nil
Un vent
souffle l’idylle sur les branches d’un nid
D’un
croissant beurré et d’un piment swahili
Qui
s’étaient donc jurés de s’aimer pour la vie
Malgré
toutes les routes crevées d’ornières
Dans le
panache de poussières des saisons blanches et sèches
Malgré le
doute et les pluies diluviennes
Malgré les
torrents de boue qui s’écoulent dans la plaine
Le
croissant, le piment ont le goût d’un enfant
Puis de un
puis de deux, carpe diem d’un instant
Aucune
écluse ne peut contenir les rêves
Que le cœur
transporte et pour lesquels il crève
Pili-Pili
rêvait de Paris
Croissant
au beurre voulait vivre ici
Ils se
croisent, se décroisent les chemins
Et laissent
des enfants au carrefour des destins
このような詩の朗読が「スラム」として一つの運動になっているようだ。これはエリートたちの詩ではなく、詩のグローバリスムかと思う。
Le lundi 12
juin 2017
5時半、快晴、18℃、55%。
出かける8時まで停電なし。昨日の長い停電は、またもや高圧ケーブルを盗まれたためと、電力会社に先月分を支払いに行ったときにきいた。それが本当かどうかはわからない。
フランスの総選挙は新時代の幕開けかなぁ。これまでのフランスらしくないといえないこともない。ノンポリというカテゴリーがあった。政治に無関心というわけではない。野蛮な資本主義に同意できないとしても、経験済みの社会主義や共産主義にも同調できないクラスである。そのノンポリがマクロン政権を生んだのではないか。右か左しか選択がなかった過去を葬った。
『Petit pays』133ページから。
「La guerre, sans qu’on lui demande, se charge toujours de nous trouver un
ennemi. Moi qui souhaite rester neutre, je n’ai pas pu. J’étais né avec cette
histoire. Elle coulait en moi. Je lui appartenais.」
「戦争は、誰に云われるわけでもなく、僕たちに敵を見出すことを迫る。僕は中立でいたかったけれどもそれができなかった。僕はこの歴史とともに生まれたのだ。歴史は僕の中を流れていた。僕はその歴史に所属していた」
確かに難しいが、歴史を自分の中で断ち切ること、歴史に流されないことが「自由」の意味であり、云われる歴史を疑うことが知性であると僕は考える。
Le mardi 13
juin 2017
5時半、快晴、18℃、55%。
家賃3か月分、7月から9月末までを払うことができた。600ドル。
『Petit pays』26ページから。
「Les Zaïrois, au moins, c’est facile à comprendre. Un matabish-bakchich,
et c’est reparti ! Les Brundais ? Ces
gens-là ! Ils se grattent l’oreille gauche avec la main droite...」
「ザイール人は少なくとも理解しやすい。「賄賂」で解決できる。ところでブルンディ人はどうか。彼らは右手で左耳を掻くんだ、、、。」
ザイールがコンゴになっても、賄賂体質は変わっていない。「交通費」がどうのこうの、「喉が渇いた、コーラが欲しい、水が欲しい」。理由はどうでも「賄賂」に違いない。それを社会の潤滑油だといったコンゴの経済学者に会ったことがある。
Le mercredi
14 juin 2017
5時半、快晴、19℃、60%
『Petit pays』ページ30から。
Kapokierカポキエという木がでてくる。中米から中部アフリカに19世紀に伝えられた木らしい。大木で樹高70メートルにも達する。フランス語ではフロマジェFromagerともいう。実の繊維で防水性のある布を織ることができるようで救命着を作った。油を搾ることができ、食用、明かり、石鹸などに利用できるとWikipedia にある。
ルワンダには多い樹木らしい。ここカタンガにもあるようだが、ちょっとみかけない。
カポキエの実、綿がとれる |
Le jeudi 15
juin 2017
5時半、快晴、20℃、60%。
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