07 février 2010

引越まで jusqu'au déménagement (4)

なかなか引っ越せない。この項、29日まで。

Le 22 janvier 2010, vendredi
Kyungu氏宅で。奥様の知り合いにカーテンの仕立てを頼む。協会の登録進展は如何。Kyungu氏は怪我で去年2月から入院している姪の保険求償問題で忙しい。保険屋は払いが悪い。これは何処でも一緒か。

車の燃料を満タンに。82ドル。ここサレジア会Don Boscoスタンドの為替レートが1ドル=910になった。コンゴ・フランの僅かだが下落が続く。消費物資の殆どを輸入している国ではインフレに直接結びつく。警官を含めた官吏の給与は簡単に上がらない、物価スライドなんかしないから、またcorruptionに繋がる。悪循環。

19時半、Justin氏から電気はきているし、明日にも水がでるので入居可能だと電話があった。こちらから問い合わせたのではなく、彼から電話連絡してきたのは初めてである。明日確かめてみよう。

今日の食事は昼夜といただけなかった。トリップ(内臓)と干し魚の煮込み。

Le 23 janvier 2010, samedi
ルブンバシにもう一つ大きなスーパーがあることが分かった。Liberty「Ma Maison」。キンシャサからの進出。置いてある商品の質はここが一番高そうだ。インド系。

結局今日も騙された。Kipushiの家の水がでない。僕のところだけでなく町全体が断水。新しいポンプを設置するのが遅れているということだ。見通しは全くない。遠からずというのみ。これで町当局も平気なのかな。どっしりと構えるはいいとしても、引っ越さないかぎり、毎日50ドルかかっていく。賃貸契約をしたのだから、この遅れは大家に請求してもよさそうだが、相手は教会。家賃も安いことだし、とても契約を盾にサレジア会の宿舎の代金を出せとは交渉できない。精々契約発行日を入居日としてくれというだけか。

更に、わんちゃんのことでも騙された。わんちゃんを横取りされてしまったのだ。手付金を払っておけばよかったかもしれない。それにしても詰めが甘いというべきか、相手がいい加減であることを前提にことを進めないといけないのか。

Le 24 janveir 2010, dimanche
相変わらず水が出ない。町中が断水なのだから仕方ないといえばそれまでだ。それに日曜だし、既に工事を開始しているにしても今日進むわけがない。工事主体が中国人じゃないんだから。

Alain君が夕飯をおごる、しかもギリシャ人会のレストランというから、80ドルや100ドルも負担させては悪いので、夕飯はサレジア会でとらないと皆が心配するからと、湖の畔の「リビエラ」でトニックをおごってもらった。ここは僕の好きな場所のひとつである。夕日も奇麗だ。水鳥が今日はいなかったが、ゆったりと水が流れていて趣がある。遠藤周作の『深い河』を思い出す。小説の内容ではなく、イメージだけの話である。

Le 25 janvier 2010, lundi
わんちゃんは初めに見た犬にしよう。純血のRottweilerだそうだ。スイス・ジュネーヴでは危険種として飼うことを禁止されているというのは気になるが、フランスでは人気度4位とある。ネットでみると確かに番犬だが、家庭内でも飼えると書いてあった。要は育て方なのだ。それによって獰猛にも大人しくもなるようだ。しっかり教育しなければいけないな。わんちゃんに舐められないように。主人maîtreは僕なのだとわからせることだ。我侭に育ったら手がつけられない。

カーテンが出来上がった。

水は相変わらず出ない。しかしポンプの工事は開始したというから、おっつけ出るようになるだろう。じっくり構えよう。

わんちゃんはRottweiler(日本ではロットワイラーという)。黒に茶色の斑点のある可愛い仔犬を選んだ。純血。メス。100ドル。名前を考えなくちゃ。Pompeiaというのはどうだろうか。シーザーの妻の名前である。Rottweilerはローマ時代にその起源があるという犬である。でも言いにくいな。ポンペイに通じるから、ベスビオ火山みたいに爆発されても困る。Romana(ローマ人)。Pizzaの店みたいだ。Regina(女王様)。僕が支配されてもいけない。Ragazza(少女)。Madonna。引き取りは2月2日と決まった。それまでにKipushiに入居出来ない場合はAlain君の家に寄留してもらう。
もう一匹わんちゃんがいてもいいなと思う。Boxerがいないだろうか。

サレジア会の宿舎の夕飯が昼と同じで、口に合わなかったので(好き嫌いが激しいというだけのことだが)、近くのママ・イェモ通りにある中華店に行った。麻婆豆腐。これがとてつもなく塩辛かった。辛いのは当たり前だが塩辛かったのである。塩の文句をいったら、素直に支払いを請求しなかった。スープと水の代金だけ払った。8ドル。若い責任者は河北出身だそうである。去年6月に行った時よりも店が奇麗になっていた。以前は場末の食堂という感じだった。

Le 26 janvier 2010, mardi
快晴。清々しい。

車をゴルフで久しぶりに洗った。洗っても直ぐ泥でよごれるからなぁ。

『日本カタンガ協会』のホーム・ページを更新した。これに4時間もかかってしまった。定款の画像をいれたこと、定款本文をWordでのせたことが主な変更点。
ブログ『アフリカの星』も更新した。引越しまで更新を待とうとおもったが、引越しがなかなか出来ないので溜まった日誌を21日分まで掲載した。

わんちゃんの名前は「マドンナ」になりそうだ。歌手のマドンナ、漱石の『ぼっちゃん』に出てくるマドンナ、イタリア語で会話に良く出てくる「何てこっちゃ」といういみの「マードンナ」、いろいろ掛けて『マドンナ』。

Le 27 janvier 2010, mercredi
水は一旦出たが、テストだったのか直ぐに止まったそうだ。
家の不具合リストを作成、アベ・ムラポに提出。一部は僕の負担だが、時間をかけて直してくれるだろう。
カーテンをかけてみると、横の長さに余裕がなかった。窓よりも余程長めにすべきだった。後で店の売り子に聞くと、窓の幅の2倍必要だそうだ。

Le 28 janvier 2010, jeudi
Kipushi進展なし。

Le 29 janvier 2010, vendredi
サレジア会ではなく、街のランドリーに出したカーテン、シャツ等を受け取った。上出来。よく乾いている。生乾きだと雑菌が繁殖するのか悪臭がする。カーテン3枚とTシャツ5枚で28 000FC(2 800円)は勿論この国では高い。しかし女中や洗濯女に任せたら、色変わりするだろうし匂いも気にしないから、中途半端な洗濯で終わってしまう。自分で洗うか洗濯に出すかだ。ここでは狭くて小まめに洗う以外洗濯が出来ない。

東京理科大学の加納教授とSkype。環境科学の先生。カタンガの公害問題について話す。ここのNGOの調査もし、公害の現場にいってみないといけない。ルブンバシ大学の先生にもあたる。大学間の交流が可能とおもう。
加納先生のサイト:
http://www.ed.yama.tus.ac.jp/mkano/html/english.html


シスター・アスンタさんの仲間の修道女がマラリア。キニーネを一週間飲むのだそうだ。慣れている。キニーネを飲んでいると食欲がなくなる。副作用だ。しかし飲まなければ回復しない。無理して食事をしないと体力がつかない。いつか僕もマラリアに犯されるのだろう。ギニアの斉藤さん(金鉱山のオーナー)は何回もマラリアを克服している。高熱を下げてしまえば死に至る病ではない。しかし、ほっておけば確実に死ぬ。

教会紹介のAntoine氏が本省の内務大臣に会えそうだというので、朝7時からHôtel Lubumbashiロビーで待った。大臣の宿舎になって、このホテルに警察、憲兵がたくさんいた。去年6月僕が泊まったところだ。ルブンバシでは最高級だったKarabiaホテルが改装中で、植民地時代には一流だったと思われるParkホテルよりもずっと新しく設備がいいのがHotel Lubumbashiだ。インド系。サーヴィスはあまりよくない。従業員の訓練ができていないからだ。結局は大臣のスケジュールが固まらず会えなかった。参事官のIsidore Kadimbe氏が接見。大臣のスケジュールを調整してくれることになったが、果たしてどうなるか。

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