ハラレ/ダーバン紀行5
カウチサーフィング
WikiによるとカウチサーフィングCouchSurfingは「インターネット上の無料国際ホスピタリティー・コミュニティーであり、現在世界で最も大きなホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワークである」と書かれている。
初めてこのシステムを知ったのは、数年前に遡るが、ネットで日本人の旅行者が南キヴ州の州都ブカブでホストの家に泊めてもらったという記事を読んだときである。ホストはコンゴ人だった。興味が沸いてメンバーになった。僕の家に旅行者を泊めてもいいと考えたからである。クリスチャンのベッドを提供してもいいしサロンで寝てもらってもいい。
ところが、RDCコンゴにビジネスではなく単なる観光旅行者で雇用という人は極めて少ない。したがってこれまでホストになってくれというメイルを貰ったのは数えるほどしかない。中には自称大学教授だという英国女性で、メイルを頻繁にくれたのはいいが、なにやら宗教団体の宣伝をする女性がいた。予定を訊いても要領をえない。面倒なのでやりとりを断ったれいもある。
一昨年12月、イタリア人ピエールルイジ君からホストを頼むとメイルがあった。1月中旬ならいいよと快諾したが、コンゴのビザが取れず、またイタリア大使館からコンゴ入りは気をつけろと云われて躊躇してしまった。ザンビアのキトウェまで来てRDCコンゴを回避、マラウィ、タンザニア、ルワンダ、スーダン、エジプト等を経由して今自国に帰っている。僕のfacebook「友達」になっだ青年だ。
キトウェはコンゴ国境カスンバレサから車で1時間半の距離しかない。ピエールルイジがキトウェで泊まっていたのがパオラさんの家だ。なんと3ヶ月もいたそうである。そのパオラさんの家で彼に会った。モロッコからアフリカに入り、西アフリカ、中央アフリカを経て南アまで南下してから北上、RDCコンゴも制覇しようと企図していた。
パオラさんもカウチサーフィンの仲間だ。彼女の家はキトウェ市の中心にあってなん部屋もある大邸宅である。12月は近くのホテルにとまったが、1月コンゴに帰るときに初めて僕たちも留めてもらった。サーフィン初体験だった。パオラさんはとても気さくでいかにもイタリア人だし、イタリア料理が上手い、旨い。勿論僕らも料理や皿洗いの手伝いをする。居候の常識だろう。娘さんのタミカちゃんとも仲良くなった。その後去年8月も、今年1月初めも彼女の家に泊めてもらった。まだ長居をしていないが、パオラさんのところなら週単位で泊まってみたい。気が置けない。
パオラさんには去年マドンナ(ロートワイラー)の仔犬を贈った。エリーという名をもらって元気にしている。マドンナの子で幸せにしていると思われるのは彼女だけだ。あとの子4匹は哀れな運命を辿っている。
去年の年末の休暇にはヨーロッパに行く予定だった。クリスチャンのビザが取れなかったので南アのダーバンに行き先を変更した。ビザを断られる前にカウチサーフィンでブラッセルとパリのホスト先を10月から探した。丁度クリスマスのときの欧州滞在になるのでなかなか干すと先がみつからなかった。クリスマスは家族と一緒に過ごすのがヨーロッパだから、そこに他人が入るのは難しい。シェンゲン・ビザ取得のためにはキャンセル可能なホテルをネットのBooking.comで予約していた。それでも数週間探して、ブラッセルからもパリからも独身で仕事の関係か自宅を離れない仲間から幾つか承諾の返事をもらった。結局、欧州には行かないことにしたが、承諾してくれたホストたちとはfacebookの「友達」になった。
ダーバンでもホストを探したが無理だった。
ハラレは記述の通りハウスさんがホストになってくれた。ハウスさんともパオラさんとも生涯の友だちになれそうだ。
ハウスさん やはりラグビー選手だ |
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