16 août 2014

8月3日 動物園 zoo

Le dimanche 3 août 2014 2時半、快晴。 ルサカから先ずチパタに移動。朝3時のバス。勿論殆ど寝ていない。ほぼ定刻に出た。チパタがタンザニアに抜けるグレート・ノース街道にあると誤解していたが、グレート・ノースの南側の山間を通る道だった。道の舗装状態は悪くない。拡張工事をしていたがそのためにのろのろ運転をしていたようには思えない。昼にはチパタに到着した。南ローデシアが独立してハラレが首都になったが、一時チパタが首都だったときもあると聞く。中都市といえる。バスステイションでエージェントが待っていた。彼の四駆でルアングエに14時半に到着した。 ルアングエ川沿いのホテルでテントに泊まることになった。前の川にはカバの群れが水浴びをしている。水浴びといっても水に浸かっているだけである。ワニは中州で陽にあたっている。サルが木をゆさゆさ揺すっている。夕食の時にはゾウが庭の木々の葉を食べに来た。これら動物たちは何れも飼われているのではなくそこにいるのだ。確かに大自然の中というムードはいっぱいだ。 テント生活は始めての体験だった。山岳部とは縁がない僕はキャンプをしたことがない。しかしテントといってもベッドが二つありナイト・テーブルも付いた部屋である。蚊が怖かったので蚊取り線香をつけスプレーを撒いた。シャワーは別棟だが熱い湯がほとばしり出た。8月の今は乾季で夜は寒い。毛布をかぶって床についた。動物たちの鳴き声が朝までしていた。 宿の名前は「マルラMarula」という。国立公園入り口の直ぐ傍にある。公園といっても囲いがあるわけではないから、ライオンも近くを散歩する。マルラの実はゾウの好物で、南アにはその実から「アマルラ酒」を造る。甘い酒でコーヒーに入れると美味い。3食と3時にティータイムが料金に入っている。サファリツアは40ドル。テントは13ドル。エージェントを通さず直接ホテルを予約してチパタからミニバスとタクシーで来れば安くあがる。ただネットは僕が行ったときは数ヶ月前からダウンしていて使えなかった。エージェントの料金は入園料(30ドル)を除いたすべての料金が含まれている。 動物園について不要論を書いたことがある。2000年から6年間マグマグなどからメイル・マガジン『フランスのWEB』を発行していた。フランスのサイトを紹介しながら僕流のコメントを書いていた。多少のファンも出来た。2006年に数ヶ月と短かったがルブンバシに来ることになり廃刊した。動物園はいらないと書いたときは反発もあった。誰でも簡単にサファリに行ける時代だから、動物を檻に閉じ込めるのは可愛そうだという趣旨だった、事前状態でいくらも動物を観察できると思った。しかし、今は、動物園も否定しない。 自然は厳しい。老いて狩りの出来なくなったライオンは死ぬしかない。家族で労わってはくれない。動物園では老いを全うできる。そんな動物園がリロングウェにあった。最期まで面倒をみてくれるのである。動物園の動物は自然界の動物の倍以上長生きできるという。長生きしたからといって幸せであるとは限らない。しかし、少なくとも密猟にあったり、プレデイターに捕まる心配はないだろう。毎日怯えて暮らす必要がないだけ安穏な生活が保障されているかもしれない。芸を覚えさせられてサーカスで暮らすのも不幸せとは限らない。自然界のアンティロープを見ているとそう思う。

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