快晴。
隣の学校が始まった。クリスマスから年末年始は休校だった。冬休みだが、ここには冬がない。13時ごろまで、授業の間、休憩時間、子供たちが騒ぎ回るし、紙くずを僕の庭まで投げ捨てて汚しまくる。読み書きは習ってもゴミを捨てない散らかさないということは習わないようだ。もっとも、先生たちが第一そういう教育を受けていないからゴミがなくなる見込みはない。
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日本でいうと横浜の寿町のようなマルセイユの一角に主人公は住んでいる。戦後また高度成長期の港湾労働者の生活は日本もフランスも変わらない。しかし、フランスの場合、マグレブのアラブ人を初めアフリカ黒人が重労働である港湾荷役労働を支えていた。
作品は殺人事件は別として作家サンベーヌの自伝といえよう。読み応えのある作品であった。しかし、彼の教養あるフランス語は当時の一般のセネガル人には読み辛かったに違いない。そこでサンベーヌは、文字を介さない映画を撮ることにした。モスクワに行って映画を学び、映画監督としても大成する。映画のプレゼンテイションで来日もしている。
(画像はサンベーヌの若いころだが、パイプは彼のトレード・マークで、パイプを銜えている写真が多い。1923-2007、享年84歳)。
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