31 janvier 2011

1月28日 le vendredi 28 janvier 2011 ケン・ブグル『狂気と死』 «La Folie et la Mort» de Ken Bugul

Le vendredi 28 janvier 2011
曇。7時、気温22℃、湿度72,5%。11時から15時まで快晴。

昨日CCFでセネガルの女性作家ケン・ブグルKen Bugul『La Folie et la Mort 狂気と死』を借りた。『Riwan』の翌年、2000年の刊行。ケン・ブグルの作品2作目である。
『ラワン』と違って、かなり政治哲学的な作品のようだ。文庫本ではないのに、文字が細かくて目が疲れる。セネガルというよりも、アフリカ大陸の国々を抽象化した理念型国家をモデルとして、アフリカの病を痛烈に批判していく。勿論まだ読み始めたばかりだが、まるでRDCコンゴを批判しているのかと思うほど想像上のモデル国家との共通点がある、その方法は、コンゴの破天荒な作家ソニ・タブ・タンシのように狂った独裁者を登場させるのではなく、市井の若い女性を主人公として、内面的な抵抗を描くようである。

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