Le jeudi 22 décembre 2016
6時、霧、24℃、70%。屋外は相当寒い。
クリスチャンはタクシー仲間からルブンバシは安全だときいて7時に出かけたが、マチピシャ区(キプシからルブンバシに入る入口)もカトバ区も封鎖されていて、しかもチェックにひっかかり、軍隊に身分証明書や免許証を取り上げられ、賄賂50ドルを請求されたあげく、免許証は返してくれたものの、身分証明書(選挙人カード)は返してくれなかったそうである。17時になってやっと帰宅。仕事どころではなかった。
僕はルブンバシまで出ず、キプシ市内でタバコを買いにでただけだった。ところが、地元のコンゴ人にからまれた。被害はなかったが、同様に絡まれたキプシに進出している企業の南ア人(白人)はカツアゲにあったそうだ。
クリスチャンのことにせよ、南ア人のことにせよ、政治とはまるで関係ない。不安定な状況を利用した略奪である。
Le vendredi 23 décembre 2016
6時、晴れ、24℃、37.5%。
今日も家から出られない。
20日(火)キプシからルブンバシに入るマチピシャ地区で暴動があり、略奪があった。警察の発表では8名が射殺されたというが、警察発表は常に犠牲者を少なく発表する。デモ行進の大衆を標的にしたというよりも、騒動に乗じて通りの商店を略奪のために襲っていた若者たちが殺されたのであろう。政治的意味合いはない。しかし、住民の不満の捌け口となった事件である。
翌日知事が現場視察、住民に投石され逃げ出した。前知事モイーズはよく現場に出ていた。いつも住民の熱烈な歓迎を受けていた。モイーズの真似をしても今の知事にはそんな人望はない。当局はマチピシャの住民の多くは北隣の州、カサイ州からの移民で、彼らが反カビラで暴動を起こしたとしている。一端はある。しかし、1990年の暴動の時は、カタンガ州独立派である前州議会議長キュングの扇動があったといわれている。知事への投石を理由にマチピシャの若者たちが無差別に大量逮捕されたらしい。マチピシャは現在軍隊が警備し、通過する人々から「小遣い銭」をもぎとっている。クリスチャンは昨日その犠牲になった。
今朝クリスチャンはルブンバシにむかったが、10時25分、連絡してみると、身分証明書を返還してもらえず、キプシに帰ってくる。危ない橋は渡らない方がいい。
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