19 octobre 2014

10月13日 キュング氏 Monsieur Kyungu

Le lundi 13 octobre 2014
5時。快晴、26℃、40%。

早朝ならと思ったが、ネット接続が不可。

昨夜はネット月契約量(1.5ジガ)が尽きてしまって、急遽キプシの街中に車でユニットを買いに出たところ、暗闇でハンドル操作を誤って道路脇の溝に車が嵌ってしまった。通りがかりの若者たちに車を持ち上げてもらって無事帰宅した。キュング氏が17時に亡くなって、関係先にメイルを出そうとしても出さねばならない。ユニットを買い、ネット契約延長はできたものの、今度はネットの具合が悪くメイルが出ない。なんということだ。今朝も駄目。

弔問にルブンバシのキュング邸へ向かった。コンゴの仕来りに従って、トウモロコシの粉50kg、魚(ティアピア)10kg、食用油(パーム・オイル)20L缶および炭1俵を持参した。僕の家の近所の人が亡くなった場合は炭だけにしているが、「日本カタンガ協会」の会長であるということでアラン君の考えに同意した。僕は現金の方が自由に使えるからいいだろうと思ったが、アラン君が慣習に詳しい友人に相談したところ、現金は避けるべきだといわれた由。
亡くなった当日から埋葬の当日まで弔問客にキュング家としては食事を出さねばならない。電気がままにならないコンゴでは調理に炭が欠かせない。
女性たちはサロンなど家の中で、男たちは庭で夜を明かす。通夜である。女性たちは女性の弔問客がお悔みの言葉をかけに家に入る度に「わーわー」と大声でなく。隣近所に葬式があることを知らせるためらしい。しめやかとは程遠い。
男たちは日陰に陣取って小声で「世間話」をしているように見える。埋葬の当日は近所の教会でミサをあげる。遺体を車で運ぶか、そのとき車のあとに行列して大騒ぎをする。賛美歌といっても怒声である。キュング家はルブンバシから18kmある新しい墓地に埋葬することにしたようだ。

火葬も最近出来るようになったが、まだまだ少ない。インド系のコンゴ人は火葬にする。

僕の場合は、火葬にして、一部をコンゴ河にまた一部を地中海に撒いて欲しい。コンゴ河に行くもの道が悪いから夏季に死なねばならないなぁ。地中海は遠いから無理かもしれない。でも、できれば黒岩海岸(旧ロッシュ・ノワール、現ブーメルデス)がいいのだが。ま、実現が難しいときは庭に撒いてくれてもいいとクリスチャンに言っておこう。

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