09 octobre 2010

10月7日 le jeudi 7 octobre 2010 ジェローム・ボシュ他 Jéôme Bosch, etc

Le 7 octobre 2010, jeudi
快晴。風やや強し。

配管工Ilungaさん、時間通り8時に来宅。水周りの問題みた。早速今日にも工事を開始するという。

7時45分。断水。

コンデ『Histoire de la femme cannibale』の自らも画家である主人公Rosélieが好きな画家の一人としてJérôme Boschが出てくる。
ジェローム・ボシュは15世紀後半のオランダの画家である。僕は寡聞にしてこの画家を知らなかったが、ブリューゲルBruegelに影響を与えた画家だそうである。僕は最初ボシュの絵を見て、ブリューゲル的だなと思ったが、それは浅はかな僕の感想で、影響はまさに逆であった。
同じ箇所にErzulie Dantorも出てくる。ErzulieとはハイチのヴォドゥVaudou教の守護神である。ハイチではキリスト教と混合したようである。Vaudou教はダホメイ(現ベナン)に発した宗教で、カリブ海やブラジル、合衆国またマグレブ(北アフリカ)に奴隷貿易を通じて伝わった。北アフリカではイスラムの影響も受けているそうだ。

日本のGoogleニュースを読んでいたら、NTT東でネット障害ときた。昼間8時間ほど一部でネットが不通。日本ならニュースになるんだ、やはり。ここではニュースにもならない。断水、停電、ネット不通。

今日の断水は長い。19時半現在一滴の水も出てこない。汲置きの水があるけれど料理する気力がなくなってしまった。チーズと昨日作った牛カツをビールのつまみにして不貞寝してしまうか。でもマドンナの食事は作らないと。
マドンナには最近パスタを作る。ご飯を混ぜるのは僕が米を炊いたときだけ。パスタはal denteより柔らかめにする。でも彼女イタリア娘になっちまうな。毎日パスタ。Ma donna mia, bella ragazza, ti amo ! Buon appetito ! ここの人はフフ(ブカリとも云う、トウモロコシの粉で作ったカタンガの主食)を与えるそうだが、僕は断然パスタにする。もっとも、スイスのイタリア語カントン、ティチーノTicinoではトウモロコシの粉でポレンタを作る。北アフリカのクスクスに来ているが、小麦粉ではない。
20時、水が出てきた!
それからが大忙し。

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