10 octobre 2010

10月9日 le samedi 9 octobre 2010 ユーザン・パルシィ他 Euzhan Palcy, etc.

Le 9 octobre 2010, samedi
快晴。

ルブンバシでスプリンクラー、8段の脚立や植木用の鋏、ねこ(ねこ車、一輪の手押し車)、コンクリートコテ、セメント、石灰等々を買い込んだ。

Maryse Condé『Histoire de la femme cannibale』から。
ユーザン・パルシィEuzhan Palcy。主人公Rosélieが何回も見たという映画『Rue Cases-Nègres』(『黒んぼ小屋通り』、邦題『マルティニークの少年』)の監督だということは文脈からわかるが、どんな監督なのだろう。題名の「ネグロ」をいう差別度に強い意味が込められているから改題してはいけない。
パルシィはカリブ海のフランス領の島マルティニク出身。少女の頃、Joseph Zobelの小説『Rue Cases-Nègres』を読んで感銘を受け、この座右の銘を映画化しようと決心する。これは大した意思である。そのため、映画の勉強を実施する。パリ大を卒業。
小説は1930年代のマルティニクの黒人のステイタスについて書いている。ハリウッド映画が大好きだったパルシィは、しかし、映画に出てくる黒人は愚かしい役ばかりだと考えていた。本当の黒人を描きたい。それが彼女のleitmotivである。

運命は彼女に味方する。なんとフランソワ・トリュフォFrançois Truffaut監督が助けてくれたのである。映画を撮影し終わった時(1983年)、彼女は24歳であった。偉いなぁ!
そうしてパルシィ、今度はマーロン・ブランドの助けも得てハリウッド進出を果たすのである。『une saison blanche et sèche. A dry white season』(1989年)。原作は南アの作家André Brink。まるでシンデレラだ。しかし、その才能と努力、強い意思が運命を切り拓いたに違いない。
Maryse Condéの『Ségou』を映画化してくれないかなぁ。制作費が数億ドル必要かもしれない超大作になってしまうだろうけれども。

全文引用すると長いので以下にURLを付す。
Euzhan Palcyのインタヴュー記事である。ネグリチュードの旗手エメ・セゼールも彼女の応援者であったことなどがわかる。益々シンデレラである。
http://www.grioo.com/info3564.html

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