13 décembre 2013

12月13日 フランスのアカデミー、黒人人気 académiciens noirs

Le vendredi 13 décembre 2013
6時、晴れ、23℃、70%」。

裏の庭でサラダ菜だ育っている。TY君にベトナムから種をもってきてもらった中国野菜チンゲンサイは鳥が食べてしまって大きくなれなかったが、この西洋サラダ菜は鳥も虫も幸いにして寄せ付けない。このサラダ菜を根こそぎとってしまうのではなく葉だけを摘み取ると葉が次々とまた生えてくる。そう農哲学院のYさんに教わった。その通りで時々畑で葉を摘むことにした。
生野菜をコンゴ人は食べない。回虫予防にそうしろと教わったのだろう。水でサラダを一枚一枚洗うのも面倒だから食べない。僕はシスタ・アスンタ佐野さんに教えていただいたように過マンガン酸カリウムpermanganateを入れた水に5分漬けて回虫の卵や細菌を殺してから、フィルターをかけた水で洗って、さらに水に漬けて冷蔵庫に入れておく。冷水でサラダ菜がしゃきっとなって美味いのである。

久しぶりに黒人がアカデミー・フランセーズの会員に選ばれた。ハイチ出身のカナダ人ダニ・ラフェリエールである。既に黒人ではセネガルの大統領になった詩人サンゴールが会員になった。サンゴールの席ではなくデュマの席を襲った。僕はラフェリエール氏の作品を全く知らないが、機会があったら読んでみたい。なかなか数奇な運命の持ち主である。作品もちょっと変わっている。処女作は『ネグロと疲れないでセックスするには』であり、『若い娘の味』、『狂った鳥たちの叫び』などの小説や映画のシナリオもある。『僕は日本の作家』という本も書いた。たまたま生まれ故郷のハイチに戻っているときにハイチ大震災に遭遇して書いた『僕の周り全てが揺れる』。最新作は『パジャマ姿の作家の日記』。あまりタイトルからみるとアカデミーに相応しい作家に見えない。同じ黒人系ならカリブの作家マリーズ・コンデの方がアカデミー会員になって不思議はないほどの大作家だと僕は思う。マンデラが亡くなったという時期だけにマンデラに影響されての人選か。
余談だが、ラフェリエールの生まれたハイチの首都Port-au-Princeの発音だが、僕も「ポルトプランス」となるかもしれないと思っていたが、TVのニュース・キャスターの発音でも、Wikipediaの発音解説でも「ポルオプランス」ないし「ポロプランス」のようで、「t」とリエゾンしない。ただし、現地のクレオルでは「ポトプレンス」となるらしい。
アカデミー・フランセーズ会員に選ばれた
ダニ・ラフェリエール氏
一方フランスの芸術院Académie des Beaux Artsでは、セネガルの彫刻家ウスマン・ソウ氏を会員に選出した。彼はTVのインタヴュで「78歳と年を食ったから選ばれたのだろうが、全アフリカの芸術家のために名誉なことと有難く思う」と云っている。芸術院会員に黒人が選ばれたのは史上初めてのことでソー氏快挙である。ソー氏の彫刻はアフリカ人(マサイ、ヌバ、ズールー、プル等)をテーマとした作品、また米国先住民(インディアン)と米軍が戦って米軍が大敗したリトル・ビッグホーンの戦いの作品などで世界的に有名になったそうだ。
フランス芸術院会員になった
ウスマン・ソウ氏
(セネガル人彫刻家)
ソウ氏の作品
「リトル・ビッグホーンの戦い」から
RDCコンゴ東部の国連平和維持軍Monuscoの戦闘部隊はコンゴ国軍とともに武装集団掃討作戦を継続しているようだ。M23撲滅に成功し、次はM23とは対極にあったFDLR(ルワンダ開放民主軍)、フツ人系組織でツチ人系現キガリ政権カガメにRDCコンゴにいて対抗している戦闘集団である。コンゴ国内にいる外国軍であり、コンゴにとっては迷惑至極な集団だ。彼らが北キヴ州で占領している6ヵ村を先ず奪還することを目標にした。Monusco9日(月)以来FDLR攻撃を開始している。
こうして一歩一歩非政府軍の力を削いでいく。一方で武装解除を他の武装集団にも説く。長い作業が続くのである。
 
FDLR
Nord-Kivu: des FDLR signalés dans 6 localités de Kanyabayonga
le 11 décembre, 2013 オカピ放送

Des rebelles rwandais des FDLR sont signalés, depuis une semaine, dans six localités du groupement de Kanyabayonga au Nord-Kivu. L’information a été livrée, mercredi 11 décembre, par le chef de groupement Muhindo Lukira.
Les localités occupées sont :
Ndaka
Kayanza
Iyobora
Mirangi
Kyaghala
Muhimole
Les rebelles rwandais des FDLR prennent de force les récoltes des paysans, rapportent des sources locales. Les paysans ne vont plus aux champs, craignant la présence des rebelles rwandais, a déclaré Muhindo Lukira. Le chef de groupement invite les autorités  gouvernementales à mettre fin à cette situation.

La Monusco a lancé depuis le lundi 9 décembre des opérations offensives contre des FDLR dans la région de Kalembe à quelques centaines de kilomètres au nord de Goma (Nord-Kivu). Ces opérations ont pour objectif de libérer la route Kitshanga-Kalembe-Pinga.

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