12 novembre 2013

11月12日 赤道ギニア:金持ちはエゴになる La Guinée Equatoriale recule

e mardi 12 novembre 2013
6時、晴れ、26℃、60%。

6時半、ネット不通。僕がインタネット接続を始めたのは1995年ルガノ(スイス)にいたときだ。初期のインタネットですら、今経験しているような不具合、接続でいらいらすることはなかった。電話回線でいちいちプロバイダーを呼び出して接続しなければならなかったしダウンロードも極めて遅かったけれども。
10時、何故か接続がいい。ダウンロードも超スピーディ。

結局キンシャサは昨日月曜日カンパラでM23との和平合意にサインしなかった。どうなっているのだ。仲介に入っていたウガンダの発表ではサインは延期だが何時までという制限がない「sine die」。

先週フィリピンを襲った台風は甚大な被害をもたらしたが、ソマリアのプントランドにこの週末(119日、10日)上陸したサイクロンも凄かった。プントランドはソマリア国の中で自治権を獲得している地域だが独立よりも連邦国の構成員となることを望んでいるようだ。現実には、現在のモガディシオのソマリア政府の権力が及ばない地域のひとつになっている。よく海賊が暗躍しているプントランドである。そのためプントランド政府も不安定。
そんな地域を襲ったサイクロンである。BBCによれば100名以上の犠牲者を出している。
 
プントランド
アフリカの角のところ
ケニアには50万人ものソマリア人が20年来旱魃と内戦を避けて難民生活をしている。難民センターといっても中には国連が用意したテント村といった様相はとうになく一つの町を形成している例も幾つかある。首都ナイロビでは「小モガディシオ」と呼ばれるソマリア人たちが住み着いた区域まである。
ケニア政府は国連難民高等弁務官事務所を説得して、これらソマリア難民に帰国を促している。国に帰って国家の再建に尽くすべきだというのである。しかし、多くのソマリア人は実は難民生活の間に生まれた若者たちで、ソマリアを知らない人たちだ。
同様の問題がRDCコンゴにもある。ルワンダのジェノサイドを逃れて難民となったフツ系ルワンダ人、最近では首都バンギが陥落して難民化して中央アフリカ国人たちがコンゴで暮らしている。一方、コンゴ人は、アンゴラ、ザンビア、ルワンダ、タンザニア、ウガンダ等に内戦を逃れて難民として住んでいる。中には上記ソマリア人と同じように20年来国を離れているコンゴ人がいる、同時にそれら国外で生まれたコンゴ人も多数いるのである。
長期滞在型難民をどうするのか。単純に平和になったから「故国に帰れ」ではすまない。
僕はケース・バイ・ケースではあるが、難民を受け入れた国の国籍付与など同化政策が必要だと思う。国境の垣根を低くして「いつかパン・アフリカ連邦を作る」のような発想がないと安定した難民問題解決はないと思う。
ケニアのソマリア人も大部分はソマリアに帰りたくないようである。

アフリカの連帯といっても限界がある。金持ちの国になるとそれまでの言辞を翻す国もててくる。ガボンはギニア湾に面した国で、原油が出始めて金持ちになってきた。
中部アフリカ経済金融共同体(CEMAC)の構成国間では入国査証を無くし往来を自由にしようと決めた。来年1月からEU並みに自由往来となるはずだった。構成国はガボン、赤道ギニア、カメルーン、コンゴ(ブラザビル)、中央アフリカ国、チャドのCFA6カ国。原油がでないのはカメルーンとチャドおよび中央アフリカ国。
ところが先ずガボンが時期尚早と言い出し、ストップをかけた。ついて赤道ギニアもガボンに並んだ。
赤道ギニアは人口70万前後。原油が採れ始め、カメルーンやナイジェリアの労働者が既に入国してきている。この国の大統領は名うての独裁者、浪費家で有名なテオドーロ・オビアング、本ブログにも既に何回か登場している。
しかし、これでは折角の共同体が泣く。金持ち喧嘩せずとはいうが、実際はエゴになるようだ。
オビアング大統領
(赤道ギニア)
1942年生まれ、34年の長期体制を更新中
La Guinée Equatoriale recule
Dernière mise à jour: 10 novembre, 2013  (BBC Afrique)

Le gouvernement équato-guinéen a annoncé samedi son refus d'appliquer l'accord de libre circulation des personnes devant entrer en vigueur en janvier dans 6 Etats d'Afrique centrale.
La Guinée Equatoriale craint de devoir faire face à une immigration massive vers ce pays peu peuplé et devenu un des premiers producteurs de pétrole du continent.
Après des années de négociations laborieuses, la Communauté économique et monétaire d'Afrique centrale, était parvenu à un accord sur la libre circulation de ses ressortissants au sein de l'espace communautaire, avec la suppression des visas et l'instauration d'un passeport biométrique commun.
Cet accord avait été bloqué pendant des années par le Gabon, lui aussi gros producteur de pétrole et terre d'émigration pour de nombreux ressortissants d'Afrique centrale et de l'ouest.
Devenue en quelques années le 3e producteur de pétrole d'Afrique sub-saharienne pour une population d'environ 700.000 habitants, la Guinée équatoriale attire désormais des immigrés venus du Cameroun, mais aussi et surtout du Nigeria.

La Guinée Equatoriale a donc emboîté le pas au Gabon dans le rejet de la libre circulation des personnes.

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