02 juillet 2014

7月2日 『昼が夜に負うもの』(2) lo que el dia debe a la noche

Le mercredi 2 juillet 2014
6時、快晴、18℃、50%

6時、ネット、接続できるが極めて弱い。DLをしている間に切れてしまう。

コンゴ人は規律disciplineがない。日本人は規律に厳しすぎる。これは誰しも指摘するところだ。クリスチャンが通っているマペンド校では、親の会に出ると規律を強調する。一時間目の授業が始まると門を閉めて遅れてきた生徒を入れない。しかし、教師はよく休む、放課後になる時間は一定していない。親の会も予定時間になっても始まらない。10分前にきているのは僕と数人だけだ。
どこにこのルーズさは起因するのだろう。

キプシのマーケットで釘を買ったら10150フラン(15円)、絶縁テープが300フランだった。高いのか安いのか。

『昼が夜に負うもの』(ヤスミナ・カドラ著)(2)。
アラブ人の羞恥心pudeurについて疑問がある場面があった(73ページ)。一般にアラブ人は裸を他人に見せない。男女ともにそうである。海岸に海水浴に行っても、女性は勿論海に入るときも衣服を着たままだ。男性はさすが水着をはいているが下着をつけてさらにサッカーパンツかバスケットパンツをはく。主人公が幼少だった1930年代では、ヨーロッパ人の男性も肩まである水着を着ていた。
アラブ人はハマン(サウナに似た共同風呂)に行く。ハマンは午前中が女性と母親に連れられた幼児、午後が男性が使う。僕もよくハマンに行った。マッサージや韓国のような垢すりのサービスもある。そこで客は裸になるが、アラブ人は短い腰巻や下着をつけている、素裸になるようなことはない。
主人公ユーネスが伯父の家に養子に入った初日のことだ。養母ジェルメーヌにジョナスと呼ばれて「僕、ユーネスって名だよ」と抗議する。養母は気にもとめずジョナスと呼び続け、ついに彼はジョナスになってしまう。それは環境から致し方ないと思う。が、その日、ユーネスが身につけていた衣類を全て剥ぎ取って風呂に入れるのである。養母が手伝ってアラブの少年が着るゴンドラ(ワンピースのような裾が膝下まであるシャツ)、擦り切れたセーターなどを脱がせ、頭から足先までジェルメーヌが洗う。ユーネスが恥ずかしそうにしている表現がない。思春期にはまだ遠いユーネスだが、学齢に達している少年には実際にありそうなシーンではないと思われた。この場面を書いたのは、新しい西欧的生活に入るに当たって、それまでのアラブ人の生活を「洗い流す」という意味があるのだろう。「アラブ人は汚い」という前提である。
ユーネス少年
映画『昼が夜に負うもの』子役イヤド・ブシ君
アルジェリアには青い目で金髪の人もいる
カビリー人に多い
いわゆるアラブ系は黒髪で巻き毛、黒目だ
RDCコンゴのオリエンタル州イトリ県ムングワル村で金鉱山を開発している南アフリカ系アシャンティ・ゴールドフィールズ・キロ社が628日(土)現地パートナーであるキロモト鉱山会社に新しく建設した学校を引渡した。これは鉱山開発契約に則ってアシャンティの義務として地元に貢献したわけである。
ところが黒板はあるが机、椅子などがサプライされなかった。アシャンティとしては経済的理由でサプライ出来ないらしい。
受け取ったキロモト側では、教師の手当てもしていないし、机や椅子を揃える準備も出来ていない。キロモト社も従業員の給与を15ヶ月間払っていない状態なのだ。
2700名の小中学生を教育できる施設が完成したというのに全く宙に浮いてしまった。もったいない話であると思う。
僕のいるキプシ市にあり、「日本カタンガ協会」も多少援助しているフォステム校でも高学年のクラスに今年はじめ机椅子がなかった。これはモイーズ知事がキプシに来たときに生徒たちが直訴して翌日解決した。生徒の後ろには理事がいた。ともかく、300以上の机、椅子がトラックで直ぐに届けられた。フォステム校だけではあまる数だったので、おかげで他の小学校も恩恵に浴した。
ムングワル村の場合もオカピ放送が報道したので、何かリアクションがあるだろうか。ちょっと期待薄である。モイーズ知事のような行動力のある誰かがいないと思われるから。

Ituri : la Sokimo ne sait comment faire fonctionner une école reçue d’AGK
Denière mise à jour le 30 juin, 2014 (オカピ放送)

La société minière Ashanti Goldfields Kilo (AGK) a remis samedi 28 juin une école neuve à son partenaire la Société minière de Kilomoto (Sokimo). Le bâtiment construit dans la cité minière de Mungwalu, à 80 Km au nord de Bunia, devrait accueillir au moins 2 700 élèves. Cependant, la société civile ainsi que les autorités locales déplorent le manque de mobiliers dans les classes ainsi que la difficulté de prise en charge des enseignants.
Le bâtiment est constitué de vingt-et-une salles, dont cinq réservées à la bibliothèque et les bureaux. L’école dénommée BMO organise le cycle maternel, primaire et secondaire. Mais elle ne dispose d’aucun mobilier, en dehors de tableaux noirs.
Pour le directeur de l’AGK, son entreprise est dans l’incapacité de finaliser ce projet à cause des difficultés économiques.
De son côté, la Sokimo, bénéficiaire de cette école, accuse AGK de n’avoir pas respecté ses engagements jusqu’au bout.
Le chef de la cité et la société civile doutent de l’organisation effective des cours dans cette école l’année scolaire prochaine, alors que, selon eux, le nombre d’écoles reste insuffisant dans cette cite minière surpeuplée.
En outre, la prise en charge des enseignants et autres membres du personnel risque de poser problème. La Sokimo, qui a réceptionné l’école, accuse plus de 15 mois d’arriérés de salaires de ses agents.

Les travaux de construction de ce bâtiment, dont le cout n’a pas été révélé, ont duré environ une année.

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