今朝キプシのフォステム校に行って現状を写真に収めた。この学校は「日本カタンガ協会」の会長夫人で事務局長を兼ねるマリ・ジャンヌさんの弟ステファンStéphaneさんが創立者である。イタリアに移民したステファンさんが資金をだした。ティモテイTimotei校長先生の話では、10日ほど前にイタリアから休暇でキプシに来たそうである。また、マリ・ジャンヌさんの東京の友人たち、世田谷のママさんバレー・チームの方々も応援してくれている。
現状をみると中学の教室に予定されている部分の屋根の骨が出来上がり、屋根のトタンも半分出来上がっている。しかし、窓とドアがない。窓はスチールのフレームを溶接工が作成する。戸もスチールである。トイレも壁ができ、汚水処理も形が出来上がっている。
現在の生徒数は350名。中学生のクラスがまだ未完なのである。今年中学生になった生徒たちは教室がないので小学校の教室を借りて授業を受けている。小学校も2部授業なので遣り繰りすればなのとか授業が進められるのだそうだ。
給食もできるようになったが、今日は炭が足りないので煮炊き出来ないという。廊下に炭のコンロがあった。調理室などはない。食糧倉庫を見せてくれた。US AIDと袋に印刷されている大豆、トウモロコシの粉、岩塩などが置いてあった。国連WFP(仏:PAM)が提供してくれた。
まだまだ校舎の全体が完成されるには時間がかかるかもしれない。しかし、ステファンさんと世田谷ママさんバレーのお陰で少しづつ校舎が出来上がっている。
生徒が350名もいれば、授業料収入だけで学校を経営できそうだが現実はそうはいかない。授業料をまともに払える親たちが少ない。授業料を払えなければしばらく生徒は休学するより外はない。先生たちの給与支払い、もいつも遅れ気味だ。フォステム校の授業料は月額4500フラン(450円)、僕の家の隣の小学校は15ドル(1200円)、サレジア会が運営するルブンバシのイマラ校は25ドル(2000円)だ。
「日本カタンガ協会」としてもフォステム校を応援したい。基金などシステムを考えて恒常的支援が出来る体制を整えたい。
右側が既存の校舎。左側が去年から建設中の中学生用の校舎。その半分にトタン屋根がついたのはここ10日間のことだ。 |
一番左側は屋根の骨はあるが、まだトタン板を葺いていない。 |
窓は既存の校舎のようにスチール製、ドアも同様。 |
これははじめて設置されるトイレである。 |
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire