12 juin 2011

6月7日 le mardi 7 juin 2011 外務省「海外安全ホームページ」 site du M.A.E. «overseas safety HP»

Le mardi 7 juin 2011
快晴。20℃、60%。

頻りに「大連立、大連立」という声が日本から聞こえてくる。これでは大政翼賛会ではないか。東日本大震災復興のためとはいえ、復興の方法、資金調達(増税、国際発行等)、都市計画等々で意見が政党や地方によって異なって当然ではないか。大連立内閣なんてとんでもない。民主主義を理解していない。

12日からアルバイトでキンシャサ出張の話があった。アルバイトとは日仏通訳である。それがキャンセルになった。日本からのミッションがキャンセルになったのではない。日本大使館が、いや、北澤日本大使の機転で外部から通訳を呼ぶ必要がなくなったのである。即ち、在DRCコンゴ・キンシャサ日本大使館館員が通訳をするというのである。しかも、まる4日間にわたって。これで僕の仕事は取り上げられた。
キンシャサで大使にお会いし、直接カタンガ州の現状を伝え、善処をお願いする積もりだったが不可能になった。これまでことあるごとに厳しく北澤大使を批判してきたがしっぺ返しされたのである。
外務省による「海外安全ホームページ」に「カタンガ州南部においては、2011年2月にルブンバシ空港が武装グループにより一時占拠される事案が発生しましたが、現在、全般的には比較的平穏な治安情勢にあります」とある。「空港占拠」などない。これが茶番劇、猿芝居であったことは、既にこのブログに報告しているが、「空港占拠」などというデマを飛ばす、日本大使館は誤った情報を伝えていることの反省が全くない。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2011T080

首都キンシャサや西隣のバ・コンゴ州にはODAが使われているが、カタンガ州にはODAも「草の根無償」もない。この不公平さ。北澤大使にはいいたいことがたくさんあった。
僕が北澤大使の立場なら、批判されても誤解を解くために批判者にあうであろう。これで批判が誤解ではないことを大使ご自身が証明したと僕は考える。
僕がアルバイトできないことで、日本政府としては、僅かだが国民の税金を節約できたわけである。そういう大義名分がある。ずいぶん有能な大使だと感服する。知りませんでした。

(画像は日本に数年前に帰国時に新聞社のインタヴューを受けたときのもの。来年停年退職される出あろう)。

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