Le 13 mai 2010, jeudi
快晴。
チコが見えなくなった。と思ったら机の引き出しに椅子を伝って潜りこんでいた。サロンの戸を開けておいたから、外に出たのかと慌てた。彼を自由に外に出す積もりはない。まだ予防注射をしていないし、捕まえられて食卓に供されても困る。ネコや犬を食べてしまうのは、コンゴに限らない。イタリア北部やスイスのティチノ州ではネコを食していた。ベトナムや中国、古くは日本でも犬を食べていた。
アボカドを選ぶのは難しい。どうも皮の硬いアボカドの方が柔らかいものより良さそうだ。そして買う前にアボカドを振ってみる。カラコロと音がするほうがいい。しかし、皮が柔らかくて、ぶよぶよするアボカドでも切ってみると痛んでもいず、旨かったこともある。当たり外れがある。
児童労働をなくす運動をしているNPO「Groupe One」を訪ねた。ベルギーのONGである。その現場事務所がルブンバシにある。
http://www.groupeone.be/ (英語のページもある)
ルブンバシ事務所のFifiさんに会った。カタンガ州における児童労働は主として鉱山で行われている。確かに他にも例えば靴磨きをしていたり、物を行商していたり、洗車したりといった労働に子どもたちがいる。しかし、集中して子どもたちが働いているのはGroupe Oneの云うように鉱山、しかもartisanal exploitaionである。ここでartisanaltというのは辞書にある「職業的、手工業的」というよりも「前近代的」、「手仕事の」という意味である。子どもたちは、ストリート・チルドレンではない。親が子どもたちを鉱山に送っているのである。理由は、親が失業、老齢、病気など様々であるが、子どもが一家の稼ぎ頭であることが多い。Groupe Oneでは、年齢を16歳で分けて、16歳未満は学童として学校に通わせ、16歳以上は職業訓練所にいかせる、また両親の再教育をして手に職をつけさせるという3方面の活動をしている。子どもの学資支援をしただけでは、親としては、いや一家としては収入が途絶えるから就学に賛成しない。大部分の子どもたちは学校に行きたい。それを可能にするためには親が働くようにしなければ解決しない。こうして、過去4年間で児童600名、16歳以上については250名の少年少女たちを児童労働から救ったそうである。16歳以上というと日本では義務教育年齢以上であり、救済の対象とはならないと思う。中学を卒業して、集団就職した少年たちを雇った企業は児童労働をさせたということになってしまう。16歳以上では鉱山に残りたいという向きさえある。しかし、欧州の標準は、学齢というと18歳以下のようである。カタンガ州で、どれだけの子どもたちが鉱山で働いているのか具体的数字はつかめない。2006年、Groupe OneとUnicefがルブンバシ大学の協力も得て調査したレポートがある。しかし、これはカタンガ州の3地点(ルブンバシ、コルウェジ、リカシ)で18歳以下692名の少年少女労働者にアンケート調査しただけである。実際にはもっともっと多くの児童が鉱山で働いている。このNGOではそれぞれ活動の地の小学校や中学校、また職業訓練所と提携している。事務所には図書館、勉強部屋もあった。Groupe Oneの事業はまだまだ続けられる。
学校の授業料を調べた。サレジア会のイマラ校(ルブンバシ市)は、小学校が10ドル/月、中学校が20ドル/月。小中男女共学。フランシスコ会のルイシャ校(ルイシャ村、ルブンバシ市から北に90km)は、195ドル/四半期である。ルイシャ校は小学校は共学。中学からは女子のみ。ルイシャは全寮制。両校とも制服、靴、体操服は別。いずれもカトリックのミッション・スクール。勿論恵まれた子どもたちが通う。
シスター・アスンタ佐野さんに僕が教育里親となる子どもの候補を依頼した。僕としてはイマラ校に通わせたい。
ルブンバシ市役所の都市計画課課長さんと面談。かねて依頼していた5ヵ年計画の現在における評価(進捗状況)の表を入手した。課長だ自ら作成した表である。
カタンガ知事の参事官の電話を柔道のフランクラン君がくれた。連絡するとなかなか通じなかったが、やっと数回目に出てきたとおもったら、「手紙を書け」だって! ちょいと胡散臭い参事官らしいので、というのはモイーズ知事の衣を借りて利権を漁っているかに見える人物なので注意したいからだが、面倒なことをいう。そんな奴に手紙を書けるか。
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire