Le 5 mai 2010, mercredi
快晴。風が冷たいが陽射しは強い。
日本は子供の日。
お昼、日本の茶蕎麦を食べた。茶蕎麦は先日シスター・アスンタ佐野さんからいただいた。貴重な貴重な蕎麦に違いない。それを惜しげもなく下ったのである。フランシスコ会のかただなぁ、と思う。海苔は先月ここに見えられたTさん一行からの贈り物。有難く味わって食した。
アッシジの聖フランシスコは、冬空に着るものがなく震えている者がいると、自分の衣服を脱いでその者に与えたという。とても普通のひと、普通のキリスト者にも出来ないことを、いとも軽く実行した聖人である。所有ということに頓着しない、全ては神のものだとしたので、「開放の神学théologie de libération」では革命家とまでいっているが、ここではそれには詳しく踏み入らない。
僕はアッシジにルガノにいたときに2度行っている。日帰りは無理だが、ローマかシエナに泊まればいい。アッシジに行ったのは聖フランシスコに会いたかったこともあるが、ジョットGiottoのフレスコ画を見たかったからである。それ以前にパードヴァのジョットを何回か見ている。本で見るよりも実物はいずれも古ぼけており、正直あまり感激をもよおすものではなかった。アッシジの村は、静かで落ち着いて思索のできる場所である。
フランシスコ会の農園でとれたコーヒーを日本に出せないかと、フェアトレードについてネットを調べていて、極めて面白い会社を見つけた。名古屋のSNTである。社長さんも一風変わった信念のある方のようだ。残念ながらホームページでメイルアドレスがわからなかったが、社長さんのブログに書き込みをしてみた。リサイクル事業もしている。
http://www.s-n-t.co.jp/index.htm
まもなく創業100年! 僕はリサイクルもフェアトレードも採算が乗らなければ事業としては駄目だと思う。自治体や国の援助を当てにした事業では長続きしない。
フランス語でfairtradeはcommerce équitableだが、リヨン市がfairtrade townと認定されているとは知らなかった。
テニスのボールにチコが興味を示し始めた。買ってきた縫いぐるみの極彩色のネズミとも戯れる。チカはまるでふりむかなかった。性格の違いだ。マドンナはボールを投げると二三回は飛んでいって得意そうに咥えて帰ってくるが、直ぐに飽きてしまう。遠くに投げると知らん顔。
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire