快晴。7時、気温19℃、湿度55%。
マリジャンさん(「日本カタンガ協会」会長夫人)が日本の友人から手紙が届いたと知らせてきた。手紙は2009年12月に出されたクリスマス・カードだった。
日本からの手紙はこうして時々到着する。何時到着するかは全く保証の限りではない。
今は、ここから手紙を出すとザンビア経由で日本に送られる。2週間から1ヶ月で着く。日本からの郵便物も同様である。キンシャサを経由すると今回の例のように18ヶ月以上かかる。
Le samedi 2 juillet 2011
快晴。7時、19℃、55%。
聖書のルカ伝第15章に「放蕩息子le fils prodique」の話が出てくる。もう死んでしまったと思った放蕩息子が家に帰ってくる。改心しているには違いないが、父親はこの穂等息子の帰還を大歓迎して、召使に一番いい服を持ってくるように命じる。靴や指輪も与え、子牛を屠(はふ)って宴会を開く。祭の最中に、真面目一徹の兄貴が畑仕事から帰ってきて父親を詰(なじ)る。「なんてこった!俺は親父さんの言うことを何時もきいて、一度も逆らったこともないし、糞真面目に働いているっちゅうのに、友達が来ても子山羊一匹もらったこともないぞ。ダメ餓鬼、不良な弟が帰ってきて、このざまだ」と
僕は、不幸な兄貴だな、といつも思う。仕事が辛いのだろう。好きな仕事でもないのかもしれない。宴の中に弟を発見して、駆け寄り抱きしめて、「よくぞ帰ってきた、死んだと思っていたんだ。よかった、よかった」というのは人が良すぎるのか。兄はこの弟に昔から嫉妬していたのだはないかと思う。また、「放蕩息子のその後」というのは語られないが気になるところである。
C君の様子を見にマゴネ・ハウスMaison Magone(サレジア会)に行った。もう逃げ出したかと心配だったが、顔色も良くなって元気そうだった。サッカークラブに入れてもらったのだそうだ。マゴネには、サッカー、バスケット、バレーそしてハンドボールのチームがある。
サッカー・パンツやシューズはあるかと訊くとないというので、ルブンバシのマルシェ(市場)に一緒に買いに行った。紺地に黄色のラインが脇にはいっているパンツと赤のパンツを選んだ。8000フラン(800円)。靴はアディダス。多分偽物だろうが、見た目はしっかりしていた。30ドル(2400円)。部屋の蚊帳は穴があいていたので、蚊帳も買った。250円。
C君の部屋が変わっていた。中庭の奥の部屋で、シャワーやトイレに近くなった。アラン神父さんたちと同じ部屋。
(画像はバカンジャ・マゴネU17、ネットから)
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