16 juillet 2010

7月15日 le jeudi 15 juillet 2010 バテンボ他 Batembo, etc

Le 15 juillet 2010, jeudi
快晴。微風。

マドンナが6時頃盛んに吠えていて目が覚めた。彼女がこんなに吠えたのは初めて。いよいよ番犬としての自覚がでてきたのか。毎夜小屋から開放して庭に放すときに、こんこんと彼女の役割を話して聞かせているのが理解できたのか。しかし、悪戯は相変わらずで、今朝はどこからかプラスチックのバケツを拾ってきてバラバラに食いちぎった。

ネットが多少通じたのでメイルの返事が出せた。Googleニュースも読めた。

Dubié(ベルギーがつけた名前で土地ではムタビMutabiと云う)のピグミー人キャンプについて修正・加筆をする。
キャンプに集まったピグミー人はイトゥリの森(コンゴ=RDCのオリエンタル州)やカメルーンのピグミー人たちと分けてセミ・バントゥsemi・bantouと呼ばれている。部族tributとしてはバテンボ族Batemboでカタンガ州の潅木地帯la brousseで狩猟・採集をして暮らしていた。生活様式はピグミー人である。しかし、普通のピグミーよりも背が高く150 cmを超える。長身のバテンボは見なかった。言語はキテンボ語Kitemboを話し、これはDubiéの人々の言葉Kizelaに近いので会話が成り立つ。
ピグミー人をコンゴ人として軍人として採用したのは、モブツ大統領であった。モブツはピグミー人を普通のコンゴ人として同化政策をとった最初の人物であった。ベルギー時代は教育・厚生政策の外に置かれていた。森、潅木地帯の生活者ピグミー人はなかなか同化しようとしなかった。軍人になったのは少数のピグミー人に過ず、大部分は中央政府を拒否した。しかし彼らは反抗的ではなく、戦闘的でもない。

何か意気消沈。やる気が全然でてこない。何故か溜息ばかりでてくる。原因は水かな。寝不足かなぁ。ネットが思うように繋がらないからか。経済的不安それとも家が決まらないからか。天気はいいのに。
微熱があるような気がする。36度4分。平熱。ちょっと寒気がするんだが。
こういう時は20時位に床について早寝を決め込んでいた。でも、22時にマドンナに食事を出さなければならないし、敷地の入り口の鉄扉に鍵をかけないといけないからそうはいかなくなってしまった。

『セグ』第2巻を借りてきた。CCFは8月休館。やはりフランスの施設だ。30日までに読んで返さないといけない。それまでに読みきれるかな。第3巻は9月以降になる。

フランス領事ドミニクさんと面談。ルブンバシ大学から招待状が出ている日本の2先生の旅費援助が可能かどうか訊いた。領事はCCFの催しが担当で、大学等教育関係は別の担当がいるという。9月中旬に辞令がでる女性だそうだ。しかし、パリからルブンバシまでの旅費はでるかもしれないと観測してくれた。但し、予算は来年度。正式に手紙を出そう。

NPO「LICOF」をルブンバシ大学カヌキ教授と訪問。目的はシンコロブエの件である。代表のカシムKasimu Yuma Binさんと事務局長Tomさんと面談。カヌキ教授は「LICOF」のメンバーのようだ。
「LICOF」とは、Ligue Contre la Corruption et la Fraude(反汚職・反脱税同盟)で「当局とも協力して」、公害、金融不正、脱税等社会的不正義を告発するNPOである。
ここにKanuki教授に相談した件を持ち込んだ。ベルギー時代に開発されたウラニウム鉱山シンコロブエの歴史的資料の入手である。特に開発当時、1940年代前半のコンゴ人炭鉱夫の実態調査をしたい。
NPO代表は極めてタッチーな問題でベルギーへの直接資料請求は難しいだろうという意見。一方事務局長は、資料請求のためにはコンゴ側で当時の労働実態を調査し、不明の部分、補足すべき部分を明らかにすれば、ベルギー側に資料提供を断る理由がなくなり資料公開の目的を達することが出来ようという。
しかし、いずれにせよ、米国NPO「Global Witness」に協力して鉱山労働実態調査をしたときのように、手段(資金)がなければ動けないというのが結論であった。「日本カタンガ協会」にはそんな資金的裏付を用意できない。要は、金を出さなければ彼らは動かないということが分かったのである。
LICOFは以前に訪問したACIDHともよく連携して活動しているらしい。次はACIDHにも訊いてみよう。
しかし、シンコロブエのウラン鉱についてはネットに記事がたくさんある。これを徹底的に調べてから次の策をかんがえることにする。
たとえば、UKの次の映像と説明をみつけた。
The Most Powerful Rock Ever Found
Man in pith helmet irradiates his gonads

Belgian mining engineers at Shinkolobwe unearthed this seven ton lump of rich uranium ore in 1922.
It contained enough fissile material to construct two Hiroshima type atomic weapons. http://www.lateralscience.co.uk/rock/index.html  

シンコロブエ鉱山のベルギー人のエンジニアが生殖腺障害を起こしたとある。ここのウラニウム鉱はそれほどに強力なのだ。

1 commentaire:

Louisette a dit…

Nice blog, greeting from Belgim